B・W編
歓迎の町ウイスキーピーク
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よる行動で気付いていなかったが
「ん?ああ、分かった。」
対するアキトはいつもの調子で答え、ナミに向こう側の席に引っ張られていく。
「一緒に飲むわよ、アキト!」
「酔っているな、ナミ」
「酔ってらいわよ!」
「いや頬も赤いし呂律も回ってないぞ?」
ナミは酒の影響で呂律も回っておらず、頬がほんのりと染まっている。
「そんらことらいわよっ!」
「いや、明らかに酔ってる……!?」
「わたしの酒を飲みらはい!」
「いや俺自分のジョッキ持って……!?」
その後、宴ではナミに酒を無理矢理飲まされるアキトの姿が目撃された。
腕を肩に回され、ジョッキを口に押しあてられている。
アキトにナミを止める術はなかった。
この後、延々とアキトはナミに酒を飲まされることになった。
こうして賑やかな宴は瞬く間に過ぎていく。
「あ〜も〜むり」
遂にナミがダウンする。
演技であることはアキトは気付いていたが
ナミは此方にしなだれかかる形で頭を預けてくる。
ナミを胸で抱きとめることで受け止め、アキトもソファーにダウンする。
ルフィとゾロ、サンジ、ウソップの4人も見事にダウンしていた。
「ナミ。そろそろ起きてもいいと思うぞ」
アキトはナミの左頬をペチペチと軽く叩く。
ナミはアキトの上着を手で軽く引っ張り、頬を赤らめながらジト目で睨み付ける。
酒の勢いに押されたとはいえ、この状況はとても恥ずかしいのだろう。
アキトの腕の中に包まれていることに嬉しさを感じていたのも事実だが
今のナミは羞恥心と嬉しさの板挟みの状況であり、アキトの顔を直視出来ない。
対するアキトは動じず、普段と変わらぬ様子だ。
「ナミ、取りあえずここから移動するぞ」
「う〜、分かってるわよ」
アキトは未だに頬が赤いナミのを引き連れ、外に出る。
因みにルフィ達は放置である。
▽▲▽▲
時は遡る。
宴が行われた建物の外ではゾロがこの島の全住民と対峙していた。
彼らの正体は偉大なる航路に入ってきた海賊達を稼ぎとする賞金稼ぎであった。
屋上からゾロが意気揚々と見下ろす。
「つまり、こういうことだろ?この島は"賞金稼ぎの巣"。偉大なる航路に入ってきたばかりの海賊達を宴でもてなし、眠ったところをカモろうってわけだ。……相手になるぜ"B・W"?」
「き、貴様!?なぜ我が社の名を!?」
「昔、俺も賞金稼ぎをしていたことがあってな。そのときにお前らの会社にスカウトされたことがある。社内
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