第2章
戦闘校舎のフェニックス
第16話 使い魔、ゲットします!
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だと思うよ、イッセー兄」
「・・・・・・予想外の出来栄え」
他の部員の皆にも好評だった。
「これを巻いて、チーム一丸となって頑張りましょう!」
部長の言葉に俺たちは力強く頷く。
そんな中、複雑そうな表情をする千秋と燕。
実は俺たちオカ研のほうが人数が二人多いため、悪魔以外のメンバーの俺たちから千秋と燕が抜けてもらい、審判をしてもらうことになっていたのだ。
「安心しろ。二人の分までやってやるからよ」
「安心して任せてよ〜」
俺と鶫にそう言われ、視線で「任せた」と言われ、より一層気合いを入れた。
「お待たせしました」
そこへようやく生徒会メンバーのご登場だった。
ここに、オカルト研究部と生徒会による戦いの火蓋が切って落とされた。
―○●○―
「ハッ!」
「ッ!?」
「アウト!」
開始早々、生徒会側の外野の投げたボールが塔城をかするように当たり、塔城がアウトになった。
「小猫ちゃん!」
「・・・・・・問題ありません」
いきなり塔城がやられたか! 生徒会もなかなかやる!
ちなみにこちら側の外野は木場とアーシアだ。木場はともかく、アーシアは運動神経がいいほうではないため、回避作業のある内野はキツいと判断されたためだ。
それにしても、塔城のボールが当たった部分の体操着が破れてたのが気になるんだが? ・・・・・・というか、いやな予感がするんだが。
「フッ。追憶の打撃!」
副会長が高々と技名を叫びながら投げられたボールにそれはもう濃密な魔力を帯びていた。
ていうか、ドッジボールでも魔力かよ!
さっきの塔城をアウトにした投球も魔力を使ってたな!
「ッ!」
部長へと投げられたボールを部長は見事キャッチした。が、衝撃でジャージがところどころ破けていた。
「流石ですね。椿姫の球を正面から」
「私を誰だと思っているのかしら!」
部長の前に魔法陣が現れ、部長が投げたボールが魔法陣を潜ると、ボールは破裂して潰れ、副会長以上の濃密な魔力を帯びて生徒会メンバーの一人を吹き飛ばした。
そして、新しいボールに変えてからのこのドッチボール対決は、もうめちゃくちゃだった。
魔力を帯びたボールが縦横無尽に体育館内を暴れ回り、およそドッチボールでは聞かないはずのボールが当たった者(主に部長の投球による生徒会の被害者)の悲鳴が響き渡っていた。
ガシャン!
あ、副会長の投げたボールが窓を突き破ってどっかに飛んでいった。
・・・・・・これで何球目だ、ボールがダメになるの?
「ドッチボールって怖いスポーツなんですね!?」
「・・・・・・いや、アーシア。これはもうドッチボールじゃねぇよ」
「もはやなんのス
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