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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Fマリアージュ事件〜Children’s Adventure〜
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た人は・・・居ないんだよね?」
「うん。わたしとフォルセティとリオの3人だけ」
シャマルお姉ちゃんも一緒に落ちて来たと思ったんだけど、その姿が無いから気のせいだったんだね。
「リオも家族で来たの?」
「うん。一緒に落ちて来たんなら心配なんだけど」
「大丈夫。今、僕のお父さんやお姉ちゃん達が救助に入ってくれてると思うから」
「フォルセティのお父さん達って・・・もしかして管理局員?」
僕もヴィヴィオも話してないことをリオが言い当てたから「え?」って聞き返すと、「ルシリオン・セインテストさんでしょ?」ってお父さんの名前を口にした。
「うん。そうだけど。でもなんで・・・?」
「なんでって。だってそっくりだから。それに今思い出したけど、フォルセティとヴィヴィオってザンクト・ヒルデ魔法学院の生徒でしょ? あたしも同じ学院の生徒で3年生なんだ!」
「え、そうなんだ! それじゃあどっかですれ違ってたこともあるかもね〜!」
それから道すがらお互いの事を話し合う。僕とヴィヴィオはミッド出身だってこと、家族構成、何組の生徒で友達の話。でも生まれた経緯とクローンだって事は黙ってた。いきなりそんな事を教えられてもリオだってどうしたらいいか判らないだろうし。それでリオはルーフェンって世界の出身で、春光拳っていうリオの実家に由来する独自の格闘技を習ってるとのことだった。
「通りであんな態勢で強烈な一撃を打てるわけだ」
ちょっとイジワルしたくなって殴られた左頬を擦るとリオが「ホントごめん!」って本気で謝ってきたから、僕も「ごめん、もう気にしてないから」って謝り返すことに。ヴィヴィオは「イジワル禁止〜」って僕の頬を結構強くツンツン突いてきた。
「あはは! ヴィヴィオとフォルセティは何かやってるの? 2人の親ってどっちも有名な管理局員だし」
「あ、うん。わたしも格闘技やってるんだよ。ストライクアーツっていうの。先生はママじゃなくて、友達なんだけど」
ストライクアーツは、ミッドで一番競技人口が多い格闘技の事。ヴィヴィオとコロナはノーヴェを師匠として、日々自分の格闘技の腕を磨いてる。そしてそれが、僕が後衛魔導師になることを選ばせた理由だったりする。
(たとえこの・・・ヴィヴィオのことが大切だって想いも、ヴィヴィオを護れる騎士でありたいっていう気持ちも、僕を造ったプライソンって人が与えた偽物でも・・・)
その事実を素直に受け止めつつ、ヴィヴィオを大切にしたい、支えたい、守りたいって気持ちは、誰にも否定させたくないって思う。だから最初は僕が前衛で、ヴィヴィオを護る盾役になるつもりだった。でもヴィヴィオがストライクアーツを学んで、ゴリゴリのアタッカーになっちゃったからさぁ大変。
ヴィヴィオの魔力
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