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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Fマリアージュ事件〜Children’s Adventure〜
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足元が一斉に崩れ始めた。僕とヴィヴィオはすぐに駆けだすけど、「ダメだ・・・!」到底間に合わず、そのまま階下へ落下し始める。僕はすぐに「フローター!」を発動して、階下の床に叩き付けられることを回避する。
「おお! すごいフォルセティ!」
「
盾役
(
ガード
)
と
支援役
(
サポーター
)
としては、これくらい出来ないとさ・・・」
先に瓦礫が全部階下に落ちるのを見届けながら、僕たちはゆっくりと降下を始める。フローターはあくまで対象を浮かしてそっと降ろすための魔法で、空に飛ばすものじゃないから。効果通りに階下の瓦礫の山に着地した僕とヴィヴィオは、少しでも広い場所に行こうとまた歩き出す。
「んぅ・・・? んみゃあ・・・?」
背負ってた女の子が呻き声を出して身じろぎをした。そして「あれ?」って目を覚ましたようだ。だから、大丈夫?って声を掛けようとした瞬間・・・
「誰ぇぇぇーーーーー!!? いやぁぁぁーーーーーっ!!」
「へぶっはああああ!?」
思いっきり殴られた。僕に背負われてる状態でのこの威力。絶対に格闘技経験者だよ、これ・・・。殴り飛ばされた僕は、当然背負ってた女の子を離しちゃうわけで。あの子が「きゃん!?」って落ちて尻もちをついた。
「きゃあああ!? フォルセティ!? 大丈夫!?」
慌てて駆け寄って来てくれたヴィヴィオに上半身を起こされた僕は、「なんとか・・・」って答えながら、手当てされた自分の体を見て呆然としてる女の子に「驚かせたよね? ごめん」って謝る。
――女の子には常に優しく、紳士的に。まずはこちらに非があったかどうかを考えようか。んでもし、フォルセティに非が無くても、すぐに暴言・暴力に訴え掛けるのはアカン。そやけど家族や友達を護るためなら、そこは大義名分で戦って打ち負かすことを、お母さんとお父さんが許可します――
お母さん達からの約束もあるし、いきなり殴られた事を今は水に流す。あの子だって状況が判らない中で、見知らぬ男の子が自分を背負ってた、なんて混乱してもおかしくないもん。
「えっと・・・。この包帯とかって・・・?」
「うん。この子、フォルセティが手当てしてくれたんだよ」
ヴィヴィオがそう説明してくれると、あの子は「ごめんなさい!」って腰を90度くらいまで曲げて謝ってくれた。だから「どういたしまして!」って僕は返した。素直に謝れるのは良い子の証拠だ。
「えっと・・・。あたし、リオ! リオ・ウェズリー!」
「わたしは高町ヴィヴィオ!」
「僕は八神フォルセティ!」
自己紹介をした後は、今の僕たちの状況をリオに伝える。マリンガーデンの地下深くにある遺跡に僕たちは居るってこと、少しでも安全な場所を探してることなどなど。
「・・・そっか。他に落ちて来
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