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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第百十二話 甥誕生
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ヨーゼフ2世となる訳で私としては非常に複雑な気分ですね、まあ育成方法を切り替えて我が儘にしない方法もありますから、それをするようにして貰うしか有りませんけど。

まあ、あの子のお陰様で継承権第2位から第3位にランクダウンしたので、狙われる可能性が少しでも減れば良いんですけどね。

しかし、ブラウンシュバイク公爵もリッテンハイム侯爵もヘルクスハイマー伯爵もあくどい事してるのに捕まらないのは、非常に上手く悪事をしてるからでしょうね、根こそぎ一気に捕まえて、門閥貴族の勢力を削りまくろうとしてるんですけど、流石腐ってもルドルフ爺さんから続く門閥貴族ですよ、尻尾を出しゃしないです。

グリンメルスハウゼン爺さまの文書を使っても脅しですからね、それで逆ギレするかも知れないから、あんなモノ危なくて使えませんよ。ああ言う物はそれが存在しているだけで全員の恐怖になるんですから、存在がそれと成しに噂で流れるだけで、貴族は戦々恐々ですからね。

使うとしたら、最後の決戦時に出すんですよ。何れ門閥貴族の勢力を削りまくる時にね。

そう言えば、イザークはラインハルトに感化されずに士官学校へ真面目に通っているようです。先ほどの挨拶で、カロリーネが教えてくれたけど。それと無しにカロリーネがラインハルトがカイザーリング艦隊で女傑に酷い目にあったと言う話をしたところ、16歳じゃ喰われるぞと大人に茶化されて、士官学校を確り卒業する気になったんだそうだ。

姐さんは相も変わらず、豪快に生活続けてるけど、やっぱメックリンガーとの接点は全く無し。メックリンガーは絵画制作に力入れてる状態だしね。姐さんさっきから中央付近でワインガブ飲み素晴らし過ぎる状態ですよ。

母様が笑いながら見てますからね。今年は皇子誕生で寵姫が全員宴に来てますから、母様筆頭にアンネローゼも来てるけど、やはりイゼルローンに留まざるを得ないラインハルトとキルヒアイスを心配して少々浮かない顔なだと判りますよ。

アンネローゼには気の毒だけど、散々アンネローゼの悪いところを捏造しているような感じになってますからね。父様も私もグリンメルスハウゼン爺さんもケスラーもだけどね。こりゃ死んだら地獄行きかな?まあラインハルトが簒奪したら数億の人間が死ぬ可能性があるから、それよりマシかと思うけどね。

ラインハルトは今回の事件では全く手柄がない状態なので、万歳昇進で中尉になるのが関の山だけど、大事件の切っ掛けを見つけたキルヒアイスは、双頭鷲勲章授与は確実ですからね、て言うか父様達と私がそうするようにしますからね。これでラインハルトのオマケのキルヒアイスからキルヒアイスのオマケのラインハルトという事になれば最高なんですよね。

そうそう、ランズベルク伯は相変わらずの下手な詩ですけどガタイが良くなって来てますね。
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