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俺のペットはアホガール
<番長を引き連れた不良生徒の場合>
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が…。



「もういいですか〜?」


「もう少し待って」


「(チッ、ザコ会長癖に)」


「え? なにか言いました?」


「いいえ〜なにも〜??」


「?」



番長さんの鞄の中身も一緒にチェックしましたが、彼もおかしな物は入っていませんでした。


…いえちょっと待ってください! 不良の中の不良、キングオブ不良である彼の鞄の中がおかしくないのはおかしいです!


「会長ー!!」



「は、放してくださいー!!」



「足田さん…その男子生徒は?」


校舎の方から足田さんがある男子生徒を連れて来ました。見たことがない生徒なのできっと下級生でしょう。


「チッ」


「あん? テメェ!」


「ヒィィィ!!」


「お知り合いのようですね」


「さあ?」


「しらばっくれるても無駄っすよ!! こいつが、抜け道を使って侵入して漫画やゲームを持ち込んだことはバレてるっす!」


「ゲ! あ、兄貴! どうしようぜ、あん?」


「少しはその空っぽの頭を使えば? じゃあ俺はこれで〜「待ちなさい」チッ」


飯野くんの腕を掴み逃がしません。


「持ち込んだ漫画とゲームは没収させていただきます。この件は校長先生にも報告させてもらいますから、そのつもりで」


「へぇ〜そうなんだ? 大変だね、長岡&下級生くん。ま、俺には関係ないけどね?」



「え…」「兄貴…」


「本当にそうでしょうか? 全くの無関係とは思えませんけど?」


「さあ? どうだろうね、校長先生は会長さんと俺、どっちの味方をするのかみものだね〜あははっ♪」


「………」



飯野大和くん。彼は要注意人物のようです。



この後、校長室へ向かい彼らの事を報告しましたが処分されたのは番長さんだけでした。



内容も3日間の自宅謹慎というあまいものでした。



飯野大和くん! 次こそは貴方にお灸をすえてあげます!! 覚悟してくださいね!!


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