第07話 剣客たちと第一次忍界大戦の秘話
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るけど……。
それとも半蔵にやられたのか?あれ?でもそしたら戦争継続だよな。ダンゾウが半蔵を返り討ちにしたのか?
「従伯父さん、ダンゾウって雨隠れの里に交渉に行ったんですよね?
戦争が終結したってことは交渉は成功したんだと思うんですが、何処の忍びにやられたんですか?」
「ああ、あれね。ダンゾウがやられたのは忍びではなくて剣客よ」
「ん?? ……剣客ですか?」
「あら? アナタ、剣客は知らないの?」
「(原作知識には)ないです」
「そう。たしかに“今の”アカデミーでは教えてないわね。読書家だから知ってるかと思ってたわ」
「昔はアカデミーで教えてたんですか?」
「そうよ。忍びの三禁は知ってるかしら?」
「……セックス、ドラック、ロックンロールでしたっけ?」
「それは、酒、女、金の三欲の方ね」
ツッコミもなく素で流された恥ずかしい。
「……他にもあると?」
「私が子供の頃に習ったのは“掟を破るな、里を裏切るな、剣客に手を出すな”の三禁よ」
「前の二つは分かるんですが、最後のは??」
「言葉通りの意味よ。忍びと剣客は互いに不干渉。
正しく言うなら忍びの側からは手出ししないというのが全ての里に共通した決まりよ」
「そんな決まりはアカデミーでは教わってないのですが……」
「そうね。昔と違って忍殺と言われる剣客も殆どいなくなったし、
剣客を教えるとなると木ノ葉の里の汚点を伝えることなるから下忍になってから教えるように変えたのよ」
「忍殺? 木ノ葉の里の汚点?」
前に話して貰った血の系譜のように原作では語られていない何かがあるのか。思わず息をのむ。
「各国に忍びの里ができた訳は知ってるわね?」
「初代様の働きによって千手一族とうちは一族が手を結んだ木ノ葉の里が始まりで、それが各国に広がったと」
「木ノ葉に伝わる千手柱間とうちはマダラの友誼と決別の物語は作り話ではないけど、
あの時代になって急に忍びの一族が連合し各国に里ができたのは“忍殺”と呼ばれる者たちの影響よ」
「忍殺とは何ですか?」「文字通り忍びを殺す者たちよ」
「忍びを殺す忍び……」「違うわ。忍びを殺す剣客たちよ」
「侍に忍びが殺せるんですか?」「侍と剣客は似て異なるものよ」
「すいません。説明して貰っても良いですか」(原作知識が役に立ってない)
「いいわ。第一次忍界大戦より前の時代、各国に里ができる前の話よ。
今の雲隠れの里にディーという名の剣客がいたの。当時の人々は彼を剣聖だとか剣客王と呼んだわ。
ディーはインガオホー!とか叫んで忍び狩りを始めたの」
剣聖?剣客王?ディー?何だか微妙に聞いたことがあるフレーズだ。
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