自分
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「別にいじけてないよ...ただ才能の差を見せつけられたっていうか」
「何言ってるんだ。イリヤはイリヤだろ?確かに美遊は凄い。でもイリヤにもいいところはあるだろ」
「...例えば?」
「魔法少女姿が似合ってブヘッ!?」
イリヤに叩かれた
「何してるの?」
ちょうど美遊が通りかかった
噂をすればなんとやらだな
「こ、これはお恥ずかしい所を、ミユさんにあらせましては今お帰りで」
ヘコヘコしてる!?
「い、いや同じ魔法少女なんだろ?なら仲間だろ」
「そ、そっか!そうだよね」
「貴女達もステッキに巻き込まれてカード回収を?」
「う、うん。成り行き上仕方なくというか騙されて魔法少女にさせられたというか」
「俺も成り行き上だ」
一度黙り、口を開く
「じゃあどうして戦うの?ただ巻き込まれただけなんでしょう?貴女達には戦う責任も義務もない。それなのにどうして戦うの?」
「実はちょっとだけこういうのに憧れてたんだ。ホラ、これっていかにもアニメとかゲームみたいな状況じゃない?」
「ゲーム...?」
「うん、魔法とかを使って戦うとか変な空間にいる敵とか、冗談みたいな話だけどちょっとワクワクしちゃうって言うか、せっかくだからこのカード回収もゲームみたいに楽しんじゃおうかなって」
「もういいよ」
少し怒り気味の声でイリヤに言う。
俺は黙って聞く
「そんな理由で英霊と戦うの?遊び半分の気持ちで英霊を打倒できるとでも?私はそんな人を仲間なんて思いたくない。...貴方は?」
「俺はイリヤが戦うからイリヤを守る為に戦うだけだ。その為の力だしな」
「そう、それじゃあ。カードの回収は私がやる。せめて私の邪魔だけはしないで」
そう言うとすぐに帰ってしまう
「美遊は何か理由があってカード回収をしてるんじゃないか?だからイリヤにもあんな事言ったんだろ。でもイリヤはイリヤ、だろ?ちゃんと意思を見せたらきっとわかってくれるって」
「うん、そうだよね!」
元気になったようで良かった。
さて俺達も帰るか
『誰...こ...聞こ....』
「!?今のは念話?」
[あぁ、しかもかなりの広範囲だ。この世界に魔導師が来てるとはな]
「なんの話?」
「い、いやなんでもないよ。さ、帰ろう」
念話...よく聞き取れなかったけど遠いのか?
聞こ、って言ってたな。聞こえ、かな
つまり聞いてほしいって事
家の前に行くとセラが立っていた。
「ただいまー、セラどうしたの?」
「ただいま」
「あ、お帰りなさいイリヤさん総刃さん。ええとあれを」
セラが指差す方には大きな豪邸が建ってい
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