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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
ラブーン
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コーヒーを飲んでいる。

「貴方達、本当に偉大なる航路(グランドライン)のこと何も知らないのね」
「おい君。この船には暖房設備はないのかね?」

 乗せてあげているにも関わらずこの態度
 実にイイ性格をしている。

 今すぐ船外に叩き出してやりたい気分だ。

「偉そうにしてないでさっさと手伝え!」

 ナミが彼らを容赦なく蹴り飛ばす。
 ナミはなかなかにアグレッシブのようだ。



 偉大なる航路(グランドライン)の航海は困難を極めた。

 天候・季節の全てがこれまでの常識が通用しない。
 唯一信用できるのはナミが持つ記録指針(ログポース)のみである。

「前方に氷山の一角が!」
「何ですってっ!?アキト、よろしく!」
「任せろ!」
「帆を今すぐたたんで!風の勢いに耐えられないわ!!」
「了解だ、ナミさん?おい、てめェら何ちんたらしてやがる!さっさと手伝いやがれ!」
「ナミ、指針はどうなってる?」
「またズレてる!?」
「何ィィ!?」
「「春一番だ」」
「何で!?」
「おいゾロ!!おめェはいつまで寝てんだよ!」
「そうよゾロ、いつまで寝てるのよ!?さっさと起きなさい!」
「おい、また気候変わったぞ!」
「うそっ!」
「おいクソマリモ、てめェはいつまで寝てやがるんだ!さっさと起きやがれ!」
「何なのよこの海はァ!」

 ナミの指示を受け荒れ狂う天候のなか舵を切り、メリー号を舵を切るのであった。





「ん〜、よく寝た。……て、おいおいいくら進路が安定しているからって全員ダラけすぎじゃないか?」

 ふざけたことを(のたま)うゾロ

 とても気持ちよさそうに寝起きの伸びをしている。
 周囲には皆が疲労で倒れている。

 この2人組よりも先にゾロをメリー号から吹き飛ばしてやりたい気分である。

「ん?何でこの2人も船に乗ってんだ?」
「こいつらの故郷に乗せていくことになったんだよ。船長であるルフィの決断だ」

 アキトがゾロの問いに答える。

「ふーん、そうなのか。こいつらもねェ……」

 怪訝な表情で、思案気な様子のゾロ

「何かを知っているのか、ゾロ?」
「いや、どうもこいつらの名前を聞いたことがあるような気がするんだが……」
「そうなのか?」
「ああ」
「まあ、取りあえず後ろには気をつけろよ、ゾロ」
「あァ……!?」

 ゾロに拳が振り下ろされる。
 容赦の欠片もなかった。

 ナミ()の顕現だ。

「あんた、今までよくものんきに寝てたわね。何度あんたを起こそうとしたことか……!」
「あァ!?そりゃどういうい…みィ!?」

 続けての拳骨
 ゾロは余りの痛みに声が出ない。
 当然の報
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