ラブーン
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その後、ルフィと謎の2人組はアキトの手によって無事救出された。
ルフィと2人組の男の方はメリー号へ適当に放り投げ、水色の髪の女性はお姫様抱っこでの救出の方法だったが
男女によるこの扱いの差である。
鯨の暴走も既に治まり、今甲板上では謎の2人組をルフィを含めたアキト達が囲んでいる。
サンジは片割れの水色の髪の女性にメロメロである。
「この2人組は知り合いか、ルフィ?」
「いんや、知らん。初対面だ」
ルフィの知り合いではなく、手元にバズーカを持っているとなると一応取り押さえとくべきなのだろうか。
「私の目の前ではラブーンに好き勝手なことはさせんぞ!小童ども!」
「あのおっさん戻ってきたぞ」
クロッカスさんが出口から姿を現す。
どうやらこの2人組のことを知っているらしいがとても険悪な雰囲気を醸し出している。
ただならぬ様子だ。
「フフフ、舐められたものね、Mr.9?」
「そうだな、ミス・ウェンズデー。我々はすでに鯨の胃のなか……」
「「つまり、この胃袋に風穴を開けることだってできるぞ!」」
突如、謎の二人組のバズーカから砲弾が放たれる。
狙いは鯨の胃袋
捕鯨目的であろうか。
正に怒涛の急展開である。
「奴らめ……!」
クロッカスさんは鯨を守るべく砲弾に向けて走り出す。
自身が身代わりになるつもりだろう。
「おい……!?あのおっさん、まさか……!?」
「まさかあの鯨の盾になるつもりなの!?」
「ははは!この鯨は我々の町の食料にするのだ!」
「死にたくなければ大人しくしてなさいっ!」
彼らは本気でこの鯨を捕獲するつもりのようだ。
あの砲弾がクロッカスさんに被弾すればただでは済まないだろう。
無防備なクロッカスさんに砲弾が迫る。
─まあ、当たればの話だが─
無論、アキトは眼前の砲弾を見逃すつもりはない。
能力を瞬時に発動させることで砲弾の弾は勢いを殺し、眼下の胃液の中に落とすことで爆発させる。
水面に砲弾とクロッカスさんの胃しぶきが上がる。
クロッカスさんは完全に飛び込み損であった。
「な、砲弾が!?」
「ど、どうなってるの!?」
彼らは目の前の奇怪な現象に理解が追いつかず狼狽える。
腕を振り抜き、ルフィが件の二人組を鎮圧する。
「何となく殴った」
「いやナイスだぞ、ルフィ」
「ん?そうか、アキト?」
「ああ、取りあえずこいつらは縄で縛っておくか」
その後、謎の2人組は縄で縛られ、クロッカスさんの案内のもとルフィ達は出口へと向かうことになった。
▽▲▽▲
「よっしゃー
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