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勇者って...何?
第32話 王様って...何?

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今俺はまたもや王城にいる
「ねえ、エリー、移動に楽な魔法とか無いの?」
「移動ですか?...それはちょっと分からないです
私は使えないですし」
「そうか...雷霧はわかる?」
「闇属性魔法にそれらしいのがあるそうだが...」
「光の帝王だしね、国王にでも聞いておくか」
「ケンジ様準備が整いました」
「おお、ケンジ殿、今日はどんな用件だ?」
「まず、光の帝王と契約したことだね...」
「何!?雷帝と契約とな?」
「じゃあ、雷霧よろしく」
「我は元の名を雷帝、フラッシァー
契約する前は『また、人間が死にに来たか』と思ったがなあ...」
「まあ、ケンジ殿は勇者だから...うん...」
「あと、さっきの話から見るとちっぽけだけと
移動に楽な魔法を教えてほしいんだけど」
「移動に楽な魔法か...エルン、ちょっと来い」
「はい、なんでしょう」
「お前は、ケンジ殿と行動を共にせよ」
「ですがっ!!」
「彼女の言うとうりだよ...
こっちはこっちで、4人と2匹を一人で養ってるんだよ?
1人増えたところで変わらないって言う人もいるけど
結構負担が増えるんだよ」
「ケンジ...そんなに僕たち...」
「...ごめん」
「そうだな...それならば月々こちらが支援をすると言うのはどうだろう」
「金銭的な支援か...」
「まあ、そうだ、こちらが出すのは食費だ」
「それでもダメだ」
「なら、メイドを付けて」
「何でエストは彼女を出そうとする」
「我は...エルンに喜んでもらいたいのだ」
「エスト、それなら、やっぱりダメだ」
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