第34話
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きると思いますし、オルディーネ―――”騎神”にも有効なダメージを与えられると思います。」
「我等の攻撃が全く通らなかったあの障壁を貫くどころか、”騎神”にまで有効なダメージを与えられるのか……」
「という事はこれらの武器なら、”騎神”を持っているクロウにも対抗できるって事だね〜。」
「そうね……まあ、”使い手”となるあたし達が使いこなせないと”猫に小判”でしょうけどね。」
エマの推測を聞いたラウラが考え込んでいる中、ミリアムの言葉にサラは真剣な表情で頷いて目の前の自身に支給された強化ブレードと銃を見つめた。
「ハハ、しかも創ったのはあのウィル君だからね………私の得物であるこの銃も”影の国事件”に巻き込まれた時、ウィル君達が創ってくれた武器だから、多分戦車どころか機甲兵にも余裕でダメージを与えられるだろうね。」
「”影の国事件”に巻き込まれたお兄様もかの”匠王”が直々に創った武器をお持ちという事はもしかしてお兄様と一緒に”影の国事件”を解決したシェラザードさんやアネラスさんも……」
「ええ、”影の国事件”の最終決戦前に創ってもらって、そのまま使い続けているわ。」
「アハハ……セリカさんやリウイ陛下達みたいな人達はともかく、正直、今でも私達には分不相応な武具だと思っているから、少しでも武具に相応しい使い手になるように、精進し続けているんだよ?」
オリヴァルト皇子の話を聞いてある事に気づいたアルフィン皇女に視線を向けられたシェラザードとアネラスはそれぞれ苦笑しながら答えた。
「うふふ、ちなみにそれらの武具は”然るべき所”に売ったら、数億ミラは下らないと思うわよ?」
「す、数億ミラ!?家も余裕で買える金額じゃないですか!」
「フン、家どころか平民――いや、下級貴族でも、一生遊んで暮らせる額だな。」
レンの説明を聞いて驚いているマキアスを見たユーシスは鼻を鳴らして指摘し
「ちなみにその”然るべき所”って、”ラインフォルトグループ”みたいな技術関係の大企業の事〜?」
「ミ、ミリアムちゃん。」
ミリアムの質問を聞いたクレア大尉は冷や汗をかいた。
「ええ。技術関係の企業からしたら、みんなに支給した武具はとんでもない”価値”があるもの。ゼムリア大陸には存在していない材料が使われている事もそうだけど、見た事もない技術で創られているのだから、技術に携わっている人達にとっては自分達の技術力を上げる為のお宝だと思うわよ。」
「ふふっ、内戦が終結した後もし先程支給して頂いた武具の売却を考えているのでしたら、是非私にご相談下さい。可能な限り、皆様がご希望する売却額で引き取らせて頂きますわ♪」
「シャロン、貴女ねぇ……」
レンの説明に続くように答えたシャロンの話
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