第33話
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る”少佐”と同等の地位も与えられているのよ。」
「ハアッ!?」
「ええっ!?しょ、”少佐”って事はエリゼさんはナイトハルト少佐と同じ軍位も持っているんですか!?」
「ニシシ、ナイトハルト少佐をからかう口実ができたね〜♪」
「ミリアムちゃん……お願いしますから、一致団結しなければならないこの状況に不和が生じるような発言をしないでください……」
「というかメイドや執事が皇族の護衛まで務めるなんて、普通に考えたらありえないぞ……」
「まあ、オレ達の傍にも護衛も務める事ができるメイドの人はいるが………」
「フン、薄々察してはいたが大方そこの第三学生寮の管理人もイリーナ会長の秘書だけでなく、護衛も兼任しているのだろうな。」
「ふふっ、主を守る事はメイドとして当然ですわ♪」
エリゼが”少佐”の軍位も持って言える事を知ったサラとトワは驚き、悪戯を思いついたような笑顔を浮かべているミリアムにクレア大尉は呆れた表情で指摘し、疲れた表情で呟いたトヴァルに続くように答えたガイウスは苦笑しながらシャロンを見つめ、ジト目で見つめてきたユーシスの言葉に対して笑顔で答えたシャロンの答えを聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいた。
「うふふ、シャロンお姉さんの言う事も一理あるわね♪実際エリゼお姉さんを含めたメンフィル皇族の専属侍女並びに執事は全員戦闘能力がある事も必須だから、レン達―――マーシルン皇家御付きの侍女や執事はみんな、戦えるわよ?」
「ええっ!?という事はメンフィル帝国にとっては侍女でありながら、戦闘能力もあるエリゼさんだけが侍女として特別な存在ではないのですか?」
レンの説明を聞いて驚いたアルフィン皇女はレンに訊ね
「ええ。例えばママ―――ペテレーネ・セラ神官長もパパの専属侍女長だし、イリーナママ―――パパの正妃であるイリーナ・マーシルン皇妃の専属侍女長なんか、とんでもない達人クラスで戦闘能力で言えばファーミシルスお姉さんとも互角か、それ以上なのよ?」
「な――――」
「ほえっ!?”闇の聖女”って、”英雄王”のメイド長でもあったの〜!?」
「そ、それにファ、”ファーミシルス”って確か……!」
「……メンフィルの”大将軍”にして”空の覇者”の異名を持ち、実力は”英雄王”に次ぐと言われているメンフィルの武将。そして……団長を討ち取った人物。」
「フィー………」
「武勇でその名をゼムリア大陸全土に轟かせているファーミシルス大将軍と互角か、それ以上でもあるのだから、その人物も相当な使い手なのであろうな。」
レンの話を聞いたクレア大尉は驚きのあまり絶句し、ミリアムは信じられない表情で声を上げ、ある人物の名前を聞いたエリオットは信じられない表情をし、静かな表
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