魔法
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「はぁ、はぁ、かなり集中力いるな」
[上出来だ。随分上手く出来てたじゃねぇか。初めてには思えないくらいにな。後はあれが使えれば]
「なんか言ったか?」
[いや]
さて、風呂にでも入るか。....今日はイリヤとばったりとかないよな
夜、士郎さんやセラ、リズが寝静まったのを確認し俺たちは外に出る。家に鍵をかけて高等部の校庭に行く
校庭のど真ん中に凛さんがいた
「お、ちゃんと来たわね」
そりゃ脅迫状が届けば来るだろうに
「今からカード回収ですか?」
「そうよ。転身してもらえるかしら?」
「...はい」
イリヤは肩を落として女子トイレに行く
「ちょっと、どこいくのよ?」
「なんでも転身を見られるのは恥ずかしいって。確かにあの服装はねぇ」
「貴方も転身して」
「ゼロ!セットアップ!」
左手を掲げて叫ぶ。ご近所に迷惑ではないのかとどうでもいい事を思った
「昨日も思ったけど変わった礼装よね」
[礼装じゃ]
「ははは、そうですか?」
『なに自分からばらそうとしてるんだよ』
『わりぃ』
危うくバレかける所を止める
まさか自分から言おうとするとは思わなかった
そういや腰の両方にブーメランみたいのがついたな
「これなんだ?」
ブーメランみたいのを指差し聞く
[それはスラッシャーだ。投げて敵を翻弄したり攻撃したりするのに使う。操作は俺の方でやるから安心しな]
ほぇー、思ったけど剣に刃のあるブーメラン
これはもう非殺傷とかそういうの関係ないよね?っとイリヤが戻って来たな
「準備はいい?」
「「はい」」
「カードの位置は既に特定してあるわ。校庭のほぼ中央...歪みはそこを中心に観測されてるわ」
[確かにここには異様な魔力が漂ってるな]
「中心って」
「何もないですけど」
校庭は静かで何もない
「ここにはないわ、カードがあるのはこっちの世界じゃないから。ルビー」
[はいはーい]
俺たちを中心とした魔法陣が現れた
[半径2メートルで反射路形成!鏡界回廊一分反転します]
ルビーが呪文のようなものを唱えて俺たちは何事かと慌てる
「何をするの!?」
「カードがある世界に跳ぶのよ」
「カードのある世界?」
尋ねる時には既に周りが変わっていた。
よく見ると左にあったトイレが右に変わっている
[反転した世界ってか。おもしれぇ]
反転した世界...右が左になって左が右に?ややこしい
「そんな事より構えて!」
「「!?」」
黒い裂け目のような所から女の人が
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