教員研修のヴァルキリー
アウロス学園(1)
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織斑理事長に『兵士』のプロモーションを実演してもらいます、理事長お願いします」
「まあホントは鎧とか纏うと思うが、生身でやらせてもらおう。まずは『騎士』についてだ」
「上着をお持ちしますわ」
「頼む」
上着を脱いで袖を捲り上げてから『騎士』の動きを見せた。と言ってもクロックアップをして様々な動き方をして、子供達の目でも追える速度のまま『僧侶』で波導弾を撃ち出して『戦車』だと大きな岩を一撃粉砕させたり講師からの攻撃を防いだりと。
「こんな感じで『兵士』のプロモーションをしたらこうなる訳だ、分かったかな?じゃ、あとは任せるよ。講師」
「実演ありがとうございました、織斑理事長。このようにして『兵士』の特性はプロモーションによる・・・・」
上着を脱いで軽い運動後、上着を着て実演を終わらせた俺で朱乃は校内で行われる講義を効率よく視察出来るように電子手帳見てた。イリナは運動後の飲み物を持ってきてくれたし、アウロス学園に着いてから飲み物飲んでなかったな。理事長自ら実演するのは今日以外無いからか、子供達と親御さんが真剣に見ていた気がする。次の視察へ行こうとするとアイツが視界に入る。
「分かったかな、皆?人間や人間とのハーフにこのような神器は悪魔とは違う特殊能力を持つ者を言うんだ」
「「「「「はいっ!」」」」」
グラウンドの端っこにて実演していた匙、右腕に神器である黒い蛇を幾重にも出現させて説明中のようだ。実演が終わるとあちらの講師と話してたが、よく見るとバアル眷属のリーバン・クロセルと。
神器の実演も大切な事だが、講師らの中には神器所有者が自らの神器を使った授業もやってるらしい。元英雄派構成員が講師してるのか、自分で使う神器よりも分かりやすく説明してる。俺らを見たら一礼して近付く匙。
「よう匙先生、調子はどうだ?」
「先生は止してくれ、まだ言われ慣れていないんだ。織斑理事長は視察ですか?」
「そんなに固くなるな、もっとリラックスしないと子供達に見られるぞ」
「そうですよ。それに先生振りは良さそうで、シトリー眷属のこの先の未来はもう決まりそうですね」
「イリナさんや朱乃さんに比べたらまだまだですけど、笑顔で先生って呼ばれるのも悪くないです。理事長が建てたこの学校の為に俺は絶対に先生となってみせます。それが俺達シトリー眷属の恩返しになればいいと思ってますが、まずは中級悪魔にならないと」
そう話していたら、匙はしばらく休憩タイムの為に俺らと一緒に行動となる。何やら賑やかな声が聞こえると思えば教会コンビ、イリナが加えればトリオになるが今は社長秘書として動いてるので今はコンビだ。
「あ、織斑理事長にイリナさん」
「やあ、アーシアにゼノヴィア。何しているんだ?」
「こ
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