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とある3年4組の卑怯者
23 暴走
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もみぎわを止めないと・・・!)
 藤木もみぎわに歩み寄る。
「みぎわさん、すぐ怒るのは良くないよ。エミリーと仲良くしようよ。せっかく日本に来てくれたんだから・・・」
 ややビクビクしながらも藤木はみぎわを止めようとした。
「藤木君・・・」
 リリィが藤木を見た。
「そ、そうだよ、争い事はやめたまえ、baby」
 花輪も続いた。
「そうだよ、エミリーに嫌な思いさせちゃ可哀想だよ!」
 まる子も続いて言う。
「誰だって花輪クンに憧れる人いるよ!」
 たまえも言う。
「そうだブー!花輪クンはみぎわだけのものなんて間違ってるブー!」
 ブー太郎も言った。
「そーだ、折角のキャンプを台無しにするなよな!」
 はまじも続けて言う。
「みぎわさん、貴方はズバリ、落ち着くと言いでしょう!」
 丸尾もみぎわに注意した。
(みんな・・・)
 藤木は自分とリリィに加勢してくれる皆に感動した。以前リリィの歓迎会でみぎわを止めようとしたときは、自分も我を失って激昂してしまい、皆から注意されたが、今回は落ち着いて諭すように言ったため、自分に賛同してくれているようでホッとした。
「みぎわ、ごめんよ、オイラがへんなこと言って、きずつけてホントにゴメンよ〜!!」
 山田も泣きながら謝った。みぎわは皆から批判を受けて自分が恥ずかしくなった。
「わ、分かったわよ!フンッ!!」
 みぎわは鼻息を荒くしてその部屋を出て行った。
「み、みぎわさん、どこ行くの?」
 まる子が聞いたがみぎわは無視した。
「ふん、ほっとくがいいさ・・・」
 永沢が言った。
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