事情
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なんていうか俺も変身しちゃってるし。イリヤはまだ慌ててるな。というか外....
[ふぅ、なんとか出れたぜ。おい総刃、ずっと呼んでたんだぞ]
「ていうか誰?」
[俺か?俺はゼロ、お前のデバイスだ]
「デバイス?」
機械とかのか?
[おや〜?そちらもおかしな事になってますねぇ]
「お前の仕業じゃないのか?」
[いえいえ、ルビーちゃんにはアクセサリーを礼装に変える力はありませんよ?]
[俺は礼装とかいう変なもんじゃねぇって。デバイスだって言ってるだろ]
これじゃ話が進まないな。
「じゃゼロは何者?」
[俺は総刃をサポートするためのもんだ。それよりそっちのステッキは魔法に似た何かを発してるが俺と似たようなもんか?]
[まぁマスターをサポートする点は同じですが...でもでもルビーちゃんは生きてますよ!]
「ちょっと、私を置いて話を進めないでよ」
あはは、...ブレスレットが剣になるのか
日常では使えねぇな。というか喋るのは大変困る周りにバレたら
「見つけたわよルビー!」
赤い服を着た女性がいつの間にか家の庭にいた。....不法侵入じゃね?
[あらまぁ誰かと思えば凛さん。生きてたんですねー]
「えぇ!お陰さまでね!」
なんかご機嫌斜めの様子。大方ルビーが何かしたのだろう。確か凛さんって言ってたよな
「こっちへ来なさいルビー!誰があんたのマスターかみっちり教えてあげるわ!」
[マスターですか?そんなの教えられるまでもありませんよ、こちらにあわしますイリヤさんこそが私の新しいマスターです!]
ドンと言い張ったな。
「はぁ?あんた」
「違う!違うんです!詐欺です!騙されたんです!」
詐欺...なのか?騙してもいないよな。無理やり魔法少女にしただけで
[それより総刃!魔法の使い方だが]
「え?俺魔法使えんの?」
[あぁ、Sランクって所だ。これは相当すごい事だぜ]
はぁ、イマイチそのランクの基準がわからん。そのSの凄さもな。Sだから一番とか?でも素人がそんなのな〜
[念じるだけでいい、こう...やりたい事とか考えてやれば大体はできる。相性もあるがそれは俺が教える。ちなみに砲撃魔法は使えないな]
そ、そうか。よくわからないが飛びたいと思えば飛べるのか?
んー、飛ぶ、飛ぶ
すると体が宙に浮いた
「お?飛んだ飛んだ」
「ちょっと!?何飛んだりしてるのよ!!あんた何者よ!?」
「え!?普通の小学5年生?」
[普通の小学5年生が空を飛んだりしませんよ〜?]
いやルビー、お前どっちの味方だよ。とりあえず降りる。ってか壁がへこんでる!?
「このや、ろー」
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