導きの灯編
偉大なる航路へ
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しようと折れた舵を切る。
ただ一人、ルフィは船内に入り、大砲をぶっ放した。
砲撃音が轟き、メリー号のスピードが減少する。
しかし、完全にメリー号のスピードが消えるわけも無く、鯨との衝突の影響でメリー号の船主がへし折れ、ご臨終を迎えた。
「よし、船止まったか?」
不幸は終わらない。
喜色満面の顔で船内から姿を現したルフィは船主の無残な姿に衝撃を受け、あろうことか鯨の目に直接攻撃を仕掛けた。
「嘘でしょ、何やってんのよ、ルフィ……」
ルフィの常軌を逸した愚行にナミが涙を流し、アキトにもたれ掛かる。
私達、死んだ、とばかりにその姿は絶望に暮れていた。
案の定、メリー号の存在に気付いた鯨が大口を開け、ルフィ達を海水ごと飲み込まんとする。
既にナミ達に鯨から逃げる術など持ち得なかった。
舵はもはや意味をなさない。
「いやああああああっ!飲み込まれるー!!」
「あーあ、食われちまうな、俺達」
「だから、何でアキトはそんな呑気でいられるのよ!?」
抵抗虚しくメリー号は鯨に飲み込まれた。
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