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世界に痛みを(嘘) ー修正中ー
ローグタウン編
始まりと終わりの町
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るってことか」

 アキトがナミの言いたいことを代弁する。

「そういうこと!私とウソップは先に船に戻って出航の準備をしておくからアキトとゾロ、サンジくんの3人はルフィの救出に向かって!」

 アキトから荷物を受け取ったナミはウソップと共にメリー号に向けて駆け出した。

「成程、了解だ」
「分かったぜ、ナミさん」
「ウソップはナミのこと頼むぞ」

 アキトとゾロ、サンジの3人は死刑台に向き直る。
 彼らの前ではルフィの処刑が始まろうとしていた。







「俺は!!海賊王になる男だ!!!」

 ルフィが広場全体に響き渡るほどの大音量で叫ぶ。
 それは正にルフィの一世一代の魂の叫び

「言いたいことはそれだけか、麦わらァ!」
「「「待て!」」」
「来たなロロノア・ゾロ、他の2人は知らないが……もう手前ェらの船長は手遅れだ!!」

 バギーがルフィをついに処刑すべく剣を振り下ろす。
 ゾロとサンジはルフィを助けるべく死刑台に向けて駆け出すが2人の前に立ちはだかるバギーの部下達

 奴らに邪魔されゾロとサンジの2人は容易に死刑台に辿り着くことが出来ないでいた。

「ゾロ、サンジ、ウソップ、ナミ、そしてアキト……」



「わりい、俺死んだ」



 自分が処刑されそうになっているというのに満面の笑顔を浮かべるルフィ
 途端、上がる民衆の悲鳴

 ゾロとサンジは未だに足止めを食らっている。
 誰の目に見ても間に合わないのは明らかだった。

 そんな中、アキトはその場から動くことなく現場を見据えていた。

 アキトはルフィを確実に救出する策を模索する。
 この距離ではたとえ能力であの死刑台に向かって()んだとしても間に合わない可能性が高い。

 ならばあの赤っ鼻を直接吹き飛ばすしかない。

 アキトは左手をバギーに向け、周囲に影響を与えない威力の衝撃波をバギーに向けて放つ。
 アキトからバギーに向けて放たれる不可視の衝撃波

 直後、アキトの周囲に吹き荒れる微風
 アキトから放たれた不可視の衝撃波は民衆の上空を越え、大気を越え、今まさにルフィを処刑しようとしていたバギーに直撃した。

 バギーは何が起きたのか理解できずに吹き飛ばされ後方の建物の壁に激突する。
 続けて空からルフィを断罪するがごとく死刑台に落雷が降り注ぎ、ルフィ諸共死刑台を炎上させる。

 正に一瞬の出来事
 民衆を含め誰も声を出すことが出来なかった。

「なはは、やっぱ生きてた」

 ルフィはゴム人間であるためか落雷の影響を受けることなく、五体満足の状態で倒壊した死刑台の傍に立っていた。
 自分が処刑されようとしていたのにのんきなものである。
 周囲
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