ローグタウン編
始まりと終わりの町
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を見ていたが
「いや、俺は女性とそういった関係になったこともないし、恋愛経験もないぞ?」
「え!?そうなの?てっきりアキトはそういった経験があるものかと……」
「いや、自分はそういった経験は皆無だ」
「そ、そう……」
「?」
ナミはどこか安心した様子を見せる。
アキトは彼女の質問に要領を得ることができず首をかしげるしかない。
「……ところでアキトって昔、お金を稼いでいたりしていたの?私の服の代金を肩代わりしてくれたけど」
この話はこれでお終いとばかりにわざとらしく話題を変えるナミ
アキトは別段気にすることなくナミの質問に応じた。
「昔、賞金稼ぎをしていたんだ。だから、そこそこお金は持っている」
「そうなんだ。そういえばアキトって偉大なる航路から来たって言ってたけどどこ出身なの?」
「偉大なる航路前半の最後の島であるシャボンディ諸島の近くの島だな。島の名前は知らないんだが」
「ふーん、シャボンディ諸島ね。じゃあそのシャボンディ諸島の近くの島でアキトの師匠であるシャンクスに鍛えてもらったわけ?」
「まあ、そうなるな」
「へえ〜、じゃあさ……」
彼らはナミが話題を振る形で会話に花を咲かせながら人ごみのなかを歩いていった
「「「「「あ……」」」」」
アキトとナミ、ゾロ、サンジ、ウソップの5人は死刑台の広場の前で遭遇する。
「んナミさァ──ん!」
「何だお前らもここに来たのか」
「ルフィがいる死刑台の広場ってここだよな?」
アキトはナミたちの会話に参加することなく前方の死刑台を見据える。
あれが海賊王G・ロジャーが処刑された死刑台
ここからこの世界の全てが始まったの。
処刑台を見据えるアキトの視界にこの広場でも目立つ麦わら帽子が映る。
押さえつけられたルフィの上に跨る赤鼻のピエロの男が高笑いしている。
「どうしたの、アキト?」
アキトの視線を追い、ナミもルフィの姿を見つけた。
同じくウソップもルフィの存在に気付き、悲鳴を上げる。
「何、やってんだ、アイツはァ!?」
「「はァ!?」」
「はァーっ」
ゾロとサンジ、ウソップは絶叫を、ナミはため息を吐く。
アキトもため息を吐きたい気分だ。
死刑台を見に来ていたルフィがなぜ処刑されようとしているのか、そして処刑の当事者になっているのか理解出来なかった。
ナミはその場を取り締まるべきアキトたちに指示を出す。
「皆聞いて!もう少しで嵐がやってくる!だから、今すぐこの島から出航しなくちゃいけないの、だから……」
「俺達はルフィを一刻も早く確保して船に連れていく必要があ
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