この世界で生きる
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強襲するモーガニアと呼ばれる海賊達を実践の的にしているが、それだけでは圧倒的に経験が足りない。
金品や食料を巻き上げた後、奴らをこの島の近隣に位置する海軍本部へと輸送する日々
稀に捕まえた賞金首である海賊を換金するのだがいかんせん使い道がない。
初めて海軍本部を訪れた折に正義の門の門番と一悶着あったが、今では顔パスで賞金首の換金に応じてもらえている。
自分1人の換金のために正義の門を開けるわけにはいかず、門の前での換金という形であるが特に問題はない。
しかし、食料には困らないが、金品は増えていく一方である。
今では、以前、この島にて発見した摩訶不思議な貝に収納し、ネックレスとして加工することで首から下げている。
誰でも良いから話相手になってくれないだろうか
◇
更に1年経過
出会い、出会いが欲しい
誰でも構わないから自分の話し相手になって欲しい。
このままでは心身共に死んでしまいそうだ。
水面に映る自分に話し掛けたり、エア友達と言葉を交わしたりしたことも一度や二度ではない。
末期の症状だ。
しかし、この島を遇に訪れるは荒くれ者の海賊のみ
奴らに対話の意志を有しているわけもなく、交戦以外の選択肢など存在しなかった。
現実は非情
神は死んだ。
◇
更に1年経過
最早自分は修行の虫である。
ただ無心に拳を鍛え、能力に磨きを掛ける毎日
身体を効率良く動かし、能力を併用する。
修行に真摯に励む最中、前方に海賊船を発見し、何時もの様にこの島へと上陸した海賊達と交戦した。
だが即行で敗北
どうやら相手は自分より圧倒的に格上だったらしい。
後悔先に絶たずである。
目を覚ませば先程、交戦した男と彼の仲間達が此方を覗き込んでいる。
聞けば彼らはただこの島を活動拠点とするべく上陸しただけとのこと
完全に此方に非があった。
素直に謝罪し、頭を下げる。
眼前の男は気さくに笑い、許してもらえた。
器がとても広い。
名前を尋ねてみたところ眼前の隻腕の男は
─シャンクス─
と名乗った。
どうやら彼らは「四皇」と呼ばれる世界でも4本の指に入る海賊とのこと
彼らにこの世界について尋ねてみたところ海賊と海軍に加え、政府公認の「七武海」という三大勢力が存在することが判明した。
この島は偉大なる航路の前半の海である最終地点・シャボンディ諸島から少し離れた場所に位置しているらしい。
この島にて生を受けてから数年、漸くこの島の位置を知ることができた。
彼らは約3年の間、この
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