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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
第四章 夜兎と闘蛇と壊楽族と黒猫
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『バンッ』

「あ゛あぁあああぁあぁああ殺す殺す殺す・・・・・!!」

『プツン』

そこで悪夢が終わる・・・。
これは、レンリの死ぬ瞬間を見た物だ・・・。この結末を、変えられるものなら変えたい・・・・。



レンリ「ハッ!!はぁはぁはぁ・・・・」
飛び起きるレンリ・・・。傍で、寝ていたブルースが目覚める。
ブルース「どうした?またガキがガキを殺す夢でも見たのか?」
レンリ「違う・・・・エドが・・・私を殺す夢・・・・。」
ブルース「ッ!!」
レンリの言葉に、ブルースはビックリするがすぐに、普通の冷静さをとり戻し
ブルース「・・・・・忘れろ。」
と一言言うとまた眠ってしまった・・・。
レンリ(忘れってそんな簡単に忘れられないよ!!だって、夢で起きたことは全部現実になるんだからっ。)
布団に深く潜り込み、レンリは静かに泣いた・・・・誰かを信じたくても信じられない地獄・・・。

運命の砂時計はずっと落ち続けている。今日この日誰かの砂時計がなくなってしまう・・・・。

〜次の日の夜〜

レンリ「おっしゃあ!!この材料で、とびっきり美味しい料理作ってやろう♪美味し過ぎて飛びあがるくらいの♪」
ブルース「そのまま、天国送りにならない奴作れよな・・・。」
不気味な食材を風呂敷に包んで背負っているレンリを乗せているブルースは裏路地を歩いている。なんで、不気味な食材を持って歩いているかと言うと、今日はリオンとレオにレンリの手料理を食べさせる日だからだ。あと、裏路地の方が本屋までの近道。

レンリ「ふんふんふ〜♪」
超ご機嫌のレンリと
ブルース「はぁ〜・・・・。」
超嫌そうなブルースが歩いていると
???「ギャァァァァァァァ」
どこからか、おっさんの悲鳴が聞こえてきた。レンリとブルースは思い思いの想像をしながら、悲鳴が聞こえた場所に行くと
おっさん「ギャァぁァァァ」
少女「ふっ、これに懲りたらもうあたしに近づかないことね。」
おっさん「はっはい〜、分かりましたーーーーー。」
なんか、錬金術を使っておっさん達が美少女にボッコボコにされていた。
レンリ(えぇ、熱帯夜のおっさんいじめじゃ無いの?!)
ブルース(えぇ?!×××じゃないのか?!)
こいつらは心の中で自分の想像と違ったことを少し悲しんだ。
×は超お下品な言葉なので隠しておきます。

少女がレンリ達に気づく。
???「ん?こんな時間に、女の子一人で出歩くのは危険だよ?」
レンリ「いや、あんたの方が危険だよ。いろんな意味で。」
???「あっははは♪確かにそうかもねっ。」
いやそうかもね、じゃなくてそうだろ・・・・。と珍しくレンリがツッコミを入れる。
???「私アルト・リンク。君は?」
レンリ「私は、レンリ。こいつは
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