暁 〜小説投稿サイト〜
蛇の血をひく日向の子とやりたい放題の剣客たち
第03話 先生が大蛇丸とか頼んでない
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「どういうことだ?」

 今まで沈黙を守っていたヒアシが大蛇丸に目を向ける。

「もちろん、白眼は日向一族が預かるのは当然よ。けど私も従甥っ子の面倒を見るくらいは構わないでしょ?」

「大蛇丸、どういうことじゃ?」

「今年からアカデミーを卒業したばかりの下忍を一人面倒を見てるのよ。一人も二人も一緒でしょ?」

「オヌシの下で修行させると?」

「そうよ。この子に蛇術やウチの一族の秘伝を教えれるのは今や木ノ葉では私だけよ?」

「白眼に、沸遁に、蛇一族の秘伝忍術か……使える忍びであれば暗部の養成部門に欲しいの」

 暗部はともかく、いや暗殺戦術特殊部隊も嫌だけど、アンタの私兵である根はノーサンキューです。

「火の国の周辺の争いは落ち着いて来たとはいえ大戦中。
 たしかに子供らも下忍や中忍として戦っているとはいえ、
 木ノ葉の教育を受けておらん者をいきなり戦わせるわけにもいくまい」

「まさかダンゾウ様は日向の血族を使い捨ての駒とするおつもりか?」

「フン。そうとは言っておらん。将来の話よ。
 それに優秀な忍びであれば今は喉から手が出るほど欲しいのは事実よ」

「ではヒアシよ。大蛇丸の申し出はどうするのだ?」

「親族に修行を任せることは反対しません。
 一族の者も多くが戦に出ておりますので適任者がいないのもあります。
 それに三忍の一人であれば実力的に万が一もないでしょう」

「あら? 日向の呪印は施さないの?」

「もちろん白眼を継ぐ分家の者に呪印を施すのは日向の掟」

「失礼、聞くまでも無かったことね」

 必要以上に空気を読んで結局は何も言えないタイプだけど口に出して言いたい。

 大蛇丸に弟子入りするのも嫌だし、日向の呪印だって拒否したい。。

 抗議しても無駄だって分かってるけど、一言モノ申せる人間に――僕はなりたい。


 結局は黙ったまま日向の屋敷に連れていかれて額に卍のような印を刻み込まれることになった。

 呪印についての説明を受ける。

 まず宗家の者は秘印を結ぶことで呪印が刻まれた者の脳を容易に破壊できること。
 つまり分家の人間は宗家に生殺与奪の権利を握られているので逆らえない。
 そして呪印は死んだときしか消えず、それと同時に白眼の能力を封印するように仕組まれていること。

 日向家は最も優秀な血継限界を持つ一族であるがゆえに
 その秘密を狙うものは後が断たないので注意するように言われた。

 生殺与奪が握られてるのは良い気分じゃないけど別に逆らう気はないから――。

 けど、これさぶっちゃけダサいよね?
 ネジが額で隠してた気持ちが分かる。デザインがよくない。
 まあ額に刻まれてるカッコいいデザインっ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ