第7章 大魔闘演武編
大魔闘演武
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「?」
「そこへ行けば、今の自分が生きているのかわかり、
両親が、伝えたかった事がわかるかもしれないぞ。」
「!!!!???」
過去の俺は、その言葉に驚く。
そして今思えば、確かに、驚く事だらけだったなと俺は思い出す。
「両親が言い残した事、お前に託した想いもわかるぞ。
・・・・・・頼む・・・行って来いよ・・・絶対にな・・・!!!!」
闇分身はそう言い、森の方へ走って行った。
「ま・・・待ってくれ・・・!」
過去の俺は、すぐに追いかける。しかし・・・
「・・・もう・・・いない・・・。」
「(ふぅ・・・。)」
闇分身は急いで隠れていたからだ。
「古の水遺跡・・・・・・・・・・・・・・・
行って・・・みようか・・・。」
過去の俺は、行く事を決意した。
「よかった・・・。」
「ああ・・・。」
俺と闇分身はそう言う。
「ありがとうな。」
「いいって事よ。」
ボォン!
闇分身は消えていった。
「さて・・・いつまでもこのままにする訳にはいかない。」
俺はエクリプスの扉を再び壊す事にした。
「・・・・・・。」
俺は壊す前に、どうしてあの光景が見えたかを考えていた。
「(未来の俺は確か、エクリプスに魔力を注いだと、言ってたな・・・
戦いの中で、俺の魔力がいつの間にか、
エクリプスに入ったからか・・・?それ以外考えられん・・・。)」
俺は心の中でそう思うのだった。
「・・・・・・・・・。」
俺はあの光景を見ていた。
正直、これで良かったかどうかわからない・・・・・・
あの過去の俺が、未来の俺と同じ未来になるかもしれない・・・
今の俺の様な未来になるかもしれない・・・
もしくは、別の未来になる可能性もあるかもしれない・・・
それでも俺は・・・・・・後悔しない・・・。
今のあの状態の俺を立ち直らせれるのは、俺しかいないからだ。
「頑張れよ・・・・・・俺・・・。」
俺はそう言うのだった。
「はぁぁぁっ!!!!」
俺は光と闇を纏った拳で、エクリプスの扉を破壊した。
ドゴーーン!!!
かなり破損していたり、ヒビもあったからか、簡単に壊れた。
「これでよし。」
さすがに、ドラゴンが来る事がないとはいえ、
何が起きるかわからない・・・壊した方がいいと俺は判断する。
「・・・さて!何か少し気が済んだし、城の方へ戻ろうか!!!!」
俺は先ほどの怒りを忘れ、城に戻る事にした。
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