暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
大魔闘演武
[9/11]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「?」

「そこへ行けば、今の自分が生きているのかわかり、
 両親が、伝えたかった事がわかるかもしれないぞ。」

「!!!!???」

過去の俺は、その言葉に驚く。
そして今思えば、確かに、驚く事だらけだったなと俺は思い出す。

「両親が言い残した事、お前に託した想いもわかるぞ。
 ・・・・・・頼む・・・行って来いよ・・・絶対にな・・・!!!!」

闇分身はそう言い、森の方へ走って行った。

「ま・・・待ってくれ・・・!」

過去の俺は、すぐに追いかける。しかし・・・

「・・・もう・・・いない・・・。」

「(ふぅ・・・。)」

闇分身は急いで隠れていたからだ。

(いにしえ)の水遺跡・・・・・・・・・・・・・・・
 行って・・・みようか・・・。」

過去の俺は、行く事を決意した。

「よかった・・・。」

「ああ・・・。」

俺と闇分身はそう言う。

「ありがとうな。」

「いいって事よ。」


ボォン!


闇分身は消えていった。

「さて・・・いつまでもこのままにする訳にはいかない。」

俺はエクリプスの扉を再び壊す事にした。

「・・・・・・。」

俺は壊す前に、どうしてあの光景が見えたかを考えていた。

「(未来の俺は確か、エクリプスに魔力を注いだと、言ってたな・・・
 戦いの中で、俺の魔力がいつの間にか、
 エクリプスに入ったからか・・・?それ以外考えられん・・・。)」

俺は心の中でそう思うのだった。

「・・・・・・・・・。」

俺はあの光景を見ていた。
正直、これで良かったかどうかわからない・・・・・・
あの過去の俺が、未来の俺と同じ未来になるかもしれない・・・
今の俺の様な未来になるかもしれない・・・
もしくは、別の未来になる可能性もあるかもしれない・・・
それでも俺は・・・・・・後悔しない・・・。
今のあの状態の俺を立ち直らせれるのは、俺しかいないからだ。

「頑張れよ・・・・・・俺・・・。」

俺はそう言うのだった。

「はぁぁぁっ!!!!」

俺は光と闇を纏った拳で、エクリプスの扉を破壊した。


ドゴーーン!!!


かなり破損していたり、ヒビもあったからか、簡単に壊れた。

「これでよし。」

さすがに、ドラゴンが来る事がないとはいえ、
何が起きるかわからない・・・壊した方がいいと俺は判断する。

「・・・さて!何か少し気が済んだし、城の方へ戻ろうか!!!!」

俺は先ほどの怒りを忘れ、城に戻る事にした。



































[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ