Knight's & Magic & Carrier 1
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して熱く握手を交わす。やはり分かってくれたか。戦艦にはやはり艦首砲だよな。
「それでですね、先輩にも僕の新しく作る幻晶騎士を手伝って欲しいんです」
「いいだろう。だが、いずれ予算やら資材が整った時、オレの母艦作りにも協力してもらうことが条件だ。まだまだ大量に試作品を作らないといけないからな」
「もちろんです。ロボットが最高の環境で戦えるようにするのも重要な事だと思っています!!」
「それでこそロボオタクだ!!オレはどっちかって言うとメカオタクだからな。タンクだろうとファイターだろうとなんでも来いだ。その前にメカ知識のすり合わせをやっておこうぜ。朝まで徹夜コースだ!!」
「朝どころかそのまま夜まで行きましょう、先輩!!」
「トールでいい」
「それなら僕もエルで」
いや〜、この世界に生まれて初めてまともなロボ談義ができる。こんなに嬉しいことは他にないぜ。エルと夜通し知識をすり合わせると不思議な事にオレの方が年上にも関わらず、後に死んでいるようで悔しがっていた。オレも新作のスパロボが出る直前で死んだことが心残りだったんだが。
それからこれからの機体の制作についての話し合いが行われる。
「背面武装と火器管制の方はそっちに全振りするぞ。綱型に関してはダーヴィドに任せればいい。他に詰め込んでおきたいものはあるか?」
「出来ればスラスターも組み込みたいのです」
「それは保留にしておけ。絶対燃費が酷いことになる。それ位なら足を弄ってキャタピラを積んだほうがマシだ」
「キャタピラですか?ローラーではなく?」
「一度ローラーダッシュを試してみたんだが、草が絡まってかなり危険だった。ローラーのスパイクが甘いせいなんだが、技術的に無理があるみたいでな。機体に仕込める程度の大きさは無理だ」
「なるほど。既に試されていましたか」
「ああ。だが、スラスターはいずれ絶対に組み込みたい。魔法術式を回してくれ。こっちでも研究してみる」
「分かりました。後で書き起こしておきます」
「とりあえずオレは蓄電池タイプの結晶筋肉を作らせる。それの形状によってはFAプランで行こうと思う。設計はこっちで行おう」
「FAプランですか。確かにスラスターが搭載できるならそれもありですが」
「正確には外付けのブースターパックと言ったほうが正しいだろうな。肩腰足回りに取り付ける形だろう」
「やはり話が合う人との設計はすぐに済みますね」
「だろうな。よし、とりあえずは区切りがついたな」
「そうですね。ああ、朝日かな?」
「え〜っと、確か向こうは西だから夕日だな」
つまりは半日強の時間を話し続けていたのだな。水だけは大量に部屋に置いてあるから乾きには耐えられた。空腹もごまか
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