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ユキアンのネタ倉庫
Knight's & Magic & Carrier 1
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そうなる!?」

公爵が慌てて答えるが、まんまと術中にハマったな。

「学園の予算で作成した新技術を積みに積みまくった機体を提出しているのにその後の報告(研究資料)を貰い受ける権利ぐらいあるでしょう。不具合が出ている場合は一から再設計するほうが早い場合もあるのですから。それを否定されては今後もタダ働きをさせられる可能性が高いということ。幻晶騎士開発の歴史に名を残しても不思議ではないのにこの仕打ち。亡命を考えてもおかしくはないと思いますけど?」

「だから話が飛躍しすぎだ。別に成果を取り上げることもせぬし、正当な報酬もちゃんと支払う」

「よっしゃ、言質を取った!!陛下より新型機に関する全権を預かっている公爵閣下が正当な報酬を支払うってな!!」

オレが笑いを上げる中、陛下は苦笑いを浮かべ、他の者は困惑している。

「してやられたな。理由の分からぬ者も多いだろう。こいつがやったことを簡単に説明するなら報酬の二重取りだ」

さすが陛下だ、よく分かっていらっしゃる。

「恐れながら陛下、それはどういうことでしょうか?」

「分からぬか。まあ、正確に言えば経費を着服するつもりだったのだろうな」

ここまで説明されてまだ理解できていないようだな。

「わしなら新型機テレスターレ7機とガンタンクとその改良型、それらの対価としてカルダトアを20機回す。年季の入った初期型だがな。それとは別に資材を5機分程度、魔力転換炉はやれんが、それぐらいは回す。学園に配備されていた分を全て召し上げることになるのだからな。今後の開発状況を考えても恩を売っておいて損はない。そうであろう、クヌート」

「はい。私が考えていたのもそれぐらいです」

「正当な報酬だな」

「はい」

「で、経費は何処にいった?」

「はい?」

「国機研なら年間で先に予算が降りている。それをやりくりして新型機を開発したとして報酬を得る。これなら問題はなかった。だが、今回は民間からだ。これまで手弁当でやってきていた。その分の経費を支払う必要が発生する。これは我が国の法で定められている。こいつはその念押しをしていたのだよ。先の報酬を得た後でこっそりと申請を出して魔力転換炉を10基、資材を9機分を分捕る。研究資料は囮だ」

「いえいえ、そちらも貰えるなら貰いますよ。その分、最適化の予算を他に回せますから」

「なら報酬をその分減らせ、あっ!?」

「技術を持って亡命だな。言質を取られていなければもう少し抑えることは出来ただろうな。まあ、わしはそれでも構わんと思っているがな。この二人に予算と資材を十分に預けた場合、何をやらかすのか見てみたい。トルティドネス、上げられた資料の中に陸皇相手にでも有効な魔導兵装を作り上げたとあったな」

「は
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