暁 〜小説投稿サイト〜
ユキアンのネタ倉庫
Knight's & Magic & Carrier 1
[15/19]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
り、窓から突入しガンタンクの側にまで近づく。

「ピンを抜いて5秒後に閃光が走る。それからコックピットの中にいるスパイを殴り飛ばすぞ」

「了解です」

閃光弾のピンを抜き、ガンタンクの顔面に向かって投げつけて伏せる。ガンタンクの中から悲鳴が聞こえるのと同時に起き上がり、オレがコックピットを強引に開け、エルが中で目を押さえている男を殴り飛ばして気絶させる。エルに計器類のチェックを頼んで男をガンタンクから首から落ちるように放り投げる。明らかに首がおかしい方向に曲がったのを確認してからガンタンクに乗り込む。

「どんな感じだ?」

「魔力が少ないです。それに壁にぶつけて左の2番のスナイドルが故障です。それ以外は問題ありません」

「よし、ならばガンタンクの恐ろしさを奴らに思い知らせてやる。騎士団の連中にも見せていないガンタンクの全速力を見せてやる!!」

まずはバックして壁から離れる。助走距離も含めてそこそこ下がった所で拡声器のスイッチを入れる。

「こちら、トルティドネス・グラエンドとエルネスティ・エチェヴァルリアだ。ガンタンクは奪還した。これよりテレスターレを撃破する!!」

同時にギアをフルスロットルにしてガンタンクを戦場の真っ只中に突っ込ませる。その速度はカルダトアの踏み込みを超えテレスターレ並である。そのまま正面にいたテレスターレのコックピットにカルバリンが直撃し、倒れ込む。幻晶騎士の精密機器の中で最も安価な部品であるコックピットを撃ち抜き、出来る限り復元しやすい形で無力化させる。

「ひと〜つ」

ようやく動き始めたテレスターレが至近にまで迫っていたガンタンクを横っ飛びで右に回避するが、右キャタピラを反転全開させて旋回し、背中にカルバリンを押し付け撃ち抜く。

「ふた〜つ」

そのままテレスターレを盾にしながら両腕のスナイドルをテレスターレの向こう側にいる奪われたカルダトアに向けて連射する。全身の装甲が少しずつ削られて、偶然にも両股関節に命中して仰向けに倒れ込む。

「み〜っつ」

恐慌状態に陥りかけているスパイ共にとどめを刺すために盾にしていたテレスターレを旋回で振り払い、最後のテレスターレに向かって突撃する。慌てて背面武装をこちらに向けてくるがタイミングがまるわかりなんだよ!!

底面のマギスラスタジェットを吹かせて背面武装のカルバリンを避けて飛び上がり、そのまま踏み潰して破壊する。残っているのはカルダトアが3機だ。こっちはガス欠のガンタンクにカルダトアが5機、さらに上位機であるハイマウォートだ。これ以上はオレたちが手を出すまでもない。

「無茶をしますね。絶対マギスラスタジェットが破損してますよ」

「どうせ修理するんだ。今更だろう。追撃も厳しいだろうしな」

撃破した
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ