Knight's & Magic & Carrier 1
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載している幻晶騎士を駆動状態にさせたままパイプでラインを繋ぎ、余剰魔力を艦に流して貯蔵します。幻晶騎士自体が戦闘には耐えられなくても母艦に戻れば修理を受けながら戦闘に貢献することは可能です。また、緊急時には逆に艦から幻晶騎士に流して補給も可能です。この連結技術により魔力転換炉の数を減らすことは可能です」
ソレスタルビーイングのプトレマイオスを参考に考案したこのシステムは魔力転換炉に最適なシステムだ。
「馬鹿な、出来るわけが「出来る!!」っ!?」
「試しもせずに過去に存在しないというだけで頭から否定するから100年周期でしか新型を開発できないんだよ!!公爵はこの母艦構想を試したのか!!試していないはずだ。調べに調べたからな。技術力不足から凍結されたり破却されたものは一切なかった!!開発するのは幻晶騎士に関してのみ!!錬金術で馬車関係を作ったこともない!!馬の代わりに馬車を牽くという発想はあるのに一度も考えられたことがない!!だからオレはスクラップからガンタンクを組み上げた!!二基連結型戦略級魔導兵装も作った!!そして過去にそんなものはなかったという感想が付けられただけだ!!結果から目をそらすな!!国王から全権を預かったのなら感情を捨て、目の前にある結果を正しく見ろ!!」
そこまで言い切ったところで砦が揺れる。部屋にいた全員の目つきが一瞬で戦闘向けの物に変わる。公爵に目をやれば顎で部屋の隅にいろと言われたので大人しくしておく。次々と入ってくる伝令でおおよその自体は把握できた。スパイにテレスターレ全機とガンタンクとカルダトア数機を奪われたようだ。
「ちっ、鍵でも付けておけばよかったな」
「ええ、すっかり見過ごしていました。何処の仕業だと思います?」
「山脈の西の何処かだろうな。平穏と暮らしているからこそ、幻晶騎士の技術が発展せずに、しかし領土野心がある。そんなバカ共だろうな。こっちも変に平和ボケしてたのが原因だな。まさか魔獣の防波堤であるウチの国に破壊工作を仕掛けてくるとはな。エゥーゴにマークUを奪われたような状況だ」
「ならばガブスレイやバイアランを量産するまでです」
「その前に全部奪還するか破壊するかしないとな。ところで、こんなところに指向性の閃光弾があるんだが」
「ならばやることは1つですね。こんなカーニバルを眺めるだけなんてゴメンですから」
二人でそっと部屋から抜け出して現場へと駆ける。少し離れた位置から観察する。
「テレスターレの数が少ない。既に逃げたのがいるのか。それにパワーに振り回されている感じがするな」
「ガンタンクは、完全に固定砲台ですね。しかも、工房の壁に引っかかってます」
「チャンスだな。工房の裏から回ってガンタンクを奪取する」
肉体強化で工房の裏まで走
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