Knight's & Magic & Carrier 1
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赤い紐で括った部分が決闘級が生息する場所、白い紐が決闘級未満が生息する場所、青い紐が日本で熊なんかに合う確率で魔獣が現れる人類の生息圏内、完全に安全な部分はそれ以外だ」
「これは、点と線だけ。完全に安全な場所は全て穀倉地帯で有名な場所だ」
「これが現実なんだよ。理由は色々あるが大きな点は幻晶騎士の欠点がモロに出ていると見て良い」
「欠点ですか?」
「長距離の移動には歩行で移動するしかない点。随伴の整備士は簡易整備しか出来ない点。運用面では、出撃中は中途半端な補給しか行えない点。仮拠点が襲われる可能性から戦力を割かなければならない点。これらを一挙に解決できるのが陸上戦艦という答えだ。最初は武装は無くても良いかもしれんがな」
「なるほど。アニメなんかでも戦争物なら必ずと言っていいほど母艦は登場していますね。実際に運用する面では必須と言ってもいいですね」
「そうだろう!!それを周りの奴らは理解しやがらねえ!!人類の生存権を広げ、完全に安全な地域を増やし、一般市民が平和に暮らせる世界を作り上げる。それこそが騎士の本懐のはず!!」
「確かにその通りです!!ですが、この設計図を見ると」
「言いたいことは分かるよ。何もかもが不足している。一番最新の設計がこいつだ」
一番新しいものを見せてみたのだが、やはり渋い顔をされる。
「これだけ大きいのに、この積載量は……」
「だから困ってるんだよ。小型だと、むしろ馬車の数を増やしたほうが良い試算が出た。だから逆に大型化させたがこの体たらくだ。泣けてくるぜ」
「そんな先輩に朗報です!!」
「朗報?」
エルネスティから伝えられる新技術である綱型結晶筋肉はまさに目からウロコだった。
「そうか。そういう使い方があったか!!ということは、似たような発想で蓄電池タイプの結晶筋肉も作れるはずだ!!そうすればこんな20連結型エンジンなんて作らなくても済むかもしれない!!」
「20連結ですか!?」
「母艦は絶対に魔力切れを起こしてはならないからな。魔力は多めに保持していたい。あと、強引ではあるが母艦から補給に戻った幻晶騎士に魔力を分け与える構想もある。これはすでに実験済みでロスがあるが問題ない。予算の都合で発生しているロスだからな」
「その前に連結なんて可能なんですか!?」
「あん?ダーヴィドの野郎、オレの作品を見せてないのか?」
「先輩の作品ですか?」
「2機を強引にケーブルで繋いで魔力を全部吸い上げて発射する魔導兵装だよ。分かりやすく言えば、メガ・バズーカランチャーだ」
「なんというロマン砲!!ちなみに感想は?」
「宇宙か拠点防衛用でしか運用できないな。いずれは母艦の艦首にもっとデカイのを乗せたい」
二人
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