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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Eマリアージュ事件〜Marin Garden〜
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た。遅れて、ビーッてサイレンと警報ランプが機能して、ハッチが左右にスライドして開いてく。ハッチを覗き込むと底が見えない程の縦穴があって、昇降用のハシゴが備え付けられてた。結界はもう解除されてるみたいだね。アイリは腰に白翼を展開して、「よいしょっ」と縦穴を飛び降りる。

『アイリ。遺跡への突入は済んだか?』

「うん。たった今、遺跡内部に進入したよ〜」

『了解。念のために隔壁を閉じ、結界を再展開するることになるが、問題は無いか?』

「う〜ん、いま問題が無いかどうか聞かれると返答に困るかも・・・」

これから起こるかも知れない。けど今は起こってない。だから答えられないんだよね。マイスターもすぐに『そうだな。すまない』って謝ってくれた。他の侵入者が現れないとも限られないってことで、ハッチも結界も再び機能するとのこと。そのやり取りの中で、真っ暗だった遺跡が明るくなった。人手が入ってるってことで、ちゃんと光源が用意されてた。

『・・・それでな、アイリ。先程の爆発の件だが、状況が判明した。目撃者の話によると、地面からマリアージュが出現し、そのまま自爆したそうだ。被害状況だが、複数人が火傷や転倒時の擦過傷を負い、車両も何台か廃車行き。そして・・・』

マイスターが口を閉ざした。それだけで「シャマル達に何かあったの!?」って察することが出来た。

『シャマルとフォルセティとヴィヴィオ、それに民間人10人ほどが崩落に巻き込まれて地下、さらに遺跡内部にまで落下したそうなんだ』

「民間人からも!? アイリも救助に向かった方が良いかな!? というか、行った方が良いよね!」

『そちらは応援を呼んで対処する。地上では新たなマリアージュや暗殺者までもが姿を見せた。ここが当たりと見て間違いない。俺は暗殺者とマリアージュの迎撃に移るが、クララ先輩の転移スキルで、各地に散っている他のメンバーを今まさに連れて来てもらっている最中だ。っと、ジャッジメント』

マイスターが何かしらの術式を発動させるための号令を発した。今も戦っているんだ。他の特騎隊メンバーが集まって来てるなら、アイリは何も憂うことなく遺跡を進めばいいんだ。管理局一の治癒魔導騎士のティファレト先生も居るはずだから、即死級の怪我を負っていない人なら治せる。

「マイスター。アイリは先を進むよ。シャマル達は遺跡内に落ちたんだよね? まずはシャマル達を捜してみるつもり。良いよね?」

『ああ、頼む。崩落現場からすでに地下や遺跡へとアインスとシャルとティファレト、それに陸士隊数名が降りているが、人手が必要かもしれない。・・・アイリも十分に気を付けてくれ』

「ヤー!」

マイスターとの通信も切れて、アイリは駐車場方角へと伸びる通路を飛んで進むことにした。遺跡内部はレンガ造り
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