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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica3-Eマリアージュ事件〜Marin Garden〜
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した。それですでに戦闘不能な1体目と2体目も巻き込まれて、消失し始める炎の中から「撃破完了です」ってミヤビさんが歩き出て来た。真っ赤な角2本も元の半透明に戻っていて、ミヤビさんが「はふぅ」と一息吐く(なんか蒸気のような物が見えたような・・・)と、角がシャァン!と綺麗な音を立てて霧散した。
「避難誘導の方は引き続きお願いします。エリオ君、キャロちゃん、フリードリヒ君。誘導が終わった後はまた周囲警戒をお願いしますね」
それからお客さんの避難誘導を終えた僕たちは、ミヤビさんと一緒に出入り口を護り続けた。
†††Sideエリオ⇒ルシリオン†††
「――というわけなんだ。マリンガーデンは最悪戦場になる。当然、そんな事にならないように俺たちも、それぞれの海底遺跡に戦力を割り振っている」
マリンガーデンに遊びに来ていたシャマルとアインスとザフィーラ、それにフォルセティとヴィヴィオとコロナの6人。昨日、八神邸に帰れはしないがミッドに降りて来たと連絡した際、フォルセティがシャマル達と遊びに行く、と言ってはいたが。まさかマリンガーデンとは。
「でもマリアージュが、フォルセティとヴィヴィオに反応したのは気になるよね」
「イクスヴェリア陛下は、オーディンさんやオリヴィエ様と直接お会いしているから、それがマリアージュの行動にも反映されている可能性もあるわよね」
シャマルの言う通りだと思う。暗殺者がマリアージュ1体を拉致したと聞いてはいるが、あくまでマリアージュに指令を下せるのはイクスヴェリアと軍団長のみ。暗殺者組織が関与しているとは思えない。拉致されたのが軍団長とは思えない、というのがティアナやトリシュ達の言だ。
「とにかくだ。シャマル、アインス、ザフィーラ。フォルセティとヴィヴィオ、もちろんコロナも、家に送り届けるまでちゃんと護ってあげてくれ」
「無論だ。必ずや護り抜こう」
「ルシル君、アイリちゃん。気を付けてね」
「んっ♪」
シャマル達と別れようとする中、『本日、マリンパークにお出で頂きましたお客様方にご連絡いたします』と放送が流れ始める。内容は、今日の営業を終了するというものだ。ここアーケードはすでに陸士隊の面々が避難誘導を始めている。短時間ながらも魔法戦が繰り広げられたんだ。とても理解が早く、慌てず、しかし早歩きでマリンパークの出口へと向かう。そんな中で俺を携帯端末でパシャリと写真を撮る客も居る。俺は客寄せパンダじゃないぞ〜?
「じゃあフォルセティ。お父さんはまだ仕事があるから」
「うんっ。頑張ってね! アイリお姉ちゃんも!」
「ありがと〜?」
俺とアイリでフォルセティとハイタッチを交わし、他の客と共に出口へ向かう彼女たちの背中を見送ろうとしたその時、ガシャァン!とアーケード
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