夢
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夢を見た。いつも見るのとは違う夢だった。それは
あるものは竜を退治する夢
あるものは鬼を退治する夢
あるものは王を作る夢
あるものは軍を率いて駆け抜ける夢
あるものは殺人鬼の殺戮の夢
あるものは王に反逆する夢
あるものは世界を救おうと戦った盾を持つ少女の夢
あるものは
あるものは
様々な夢を見た。それは...きっと儚く尊いものなのだろう
「...目覚めはよろしくないな」
涙を流していた。それは感涙か、心が痛くて泣いたのか
「止め止め!考えてたらキリがない!」
パンパンと頬を叩き気付けをする。そしていつもつけているブレスレットに目を通し
「いつか俺の過去が判る日が来るのかな...さ!学校に行こう!」
着替えて部屋の外に出る
「おはよう」
「おはようございます」
「おっはー」
「こらリズ!そんな挨拶してはダメです!」
「あはは...イリヤはまだ起きてきてないのか。起こしに行くか」
上に戻りイリヤの部屋の前に来た
「イリヤ、起きてるか?」
...返事がない、ただのしかば...ゲフンゲフン
仕方ない、入るか
「失礼しまーす...イリヤ、起きろ」
「ん、ソウ...」
「お、おい!イリヤ!」
大きな声を出したからかイリヤは目が覚めて
「ソ、ソウ!?どうして私の部屋に」
「起こしに来たんだよ!放せ!」
「わわわわわ!これはその」
「何を見ていたか知らないが行動に移すくらいの大事な夢だったんだな」
「そ、そんな事ないよ!それより出てって!着替えるから!」
「お、おう」
なんか悪い事したな、さて、イリヤは起こしたし後は朝ご飯食べるだけだな
「おはようお兄ちゃん」
「おはようイリヤ、なんか騒いでたけど大丈夫だったか?」
「ほえ?大丈夫だよ」
「そうか、総刃も気を付けろよな。イリヤはもう年頃の女の子なんだから」
「はーい」
「ねえ、今日届くかな?」
「んー多分?」
「あ!リズ!また貴女は先に食べて!」
「あはは...いただきます」
さっさと食べる
「イリヤ、今日俺日直だから先行くな」
「ダメ!私もすぐいくから待ってて!」
はぁ...しゃーなしだな。待つこと4分、イリヤが玄関にやってきた。士郎さんもだ
「「「行ってきます」」」
俺たちの住む街冬木市は海鳴市の隣で冬が長いことから冬木という名前がついたそうだ。お、
「おはよう」
「オッス!」
「おはよう総刃くん」
美々はちゃんと返してくれるからいいよな。その点コイツらはダメだ。見た目だけ可愛いだけだし。あ、そういう目で
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