暁 〜小説投稿サイト〜
和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第二部 北斗杯編(奈瀬明日美ENDルート)
第41話 お泊り会
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たいなーと」

「へー、打ったことあるんや」「年下のヤツに負けたんだ」「院生のときだし!」

「それに中国棋院の小さい和谷には勝ったもん!」「小さな和谷?」

「そうそう! 楽平っていう和谷のそっくりさんがいてさー」「奈瀬っ!」「ぷっ」

「それで趙石というのは中国チームの何番手?」「三番手だから三将だろうな」

「倉田さん、中国は陸力が大将、王世振が副将といったころでしょうか?」「そうだな」

「韓国の大将は高永夏?」「マチガイないだろう。副将に林日煥、三将は洪秀英だな」

「ここまで進藤は何かある?」「ある」「……あるんや」

「オレ、大将ダメかな?」「進藤が大将!?」「何言ってんだよオマエ」

「ただ大将になって目立ちたいだけとちゃうんかい」

「違うっ! ――大将は韓国戦だけでいいから!」「ガキっぽい」(ボソッ)

「韓国戦? 高永夏?」「洪秀英じゃなくて?」

「洪秀英?」「ああ、進藤は院生時に一度対局してるんだぜ」「和谷!?」

「どっちが勝ったんだよそれ」「進藤です」「塔矢!?」

「海王の尹先生から聞いたよ。キミとスヨンの一局は」「ボクも塔矢に教えてもらった」

「もういいよ! 文句をいったオレが悪かったよ!」

「ま、こんなこともあろうかと夕食の後からは面白いことやるし」「面白いこと?」

(((すげー)(とても)嫌な予感がする(ぜ)(だ)(な)(よ)))

「ま、それは後からのお楽しみってことでな」

「とりあえず超早碁勝ち抜き戦でお前たちの調子とか力量を見てからだ」

「おまえら勝ち抜き戦でずっと塔矢や奈瀬が居座るような状況つくるなよ」

「おう!」「任せとけ!」「リベンジや」「ボクは負けない!」「飴玉舐める?」
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