暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはエトランゼ(異邦人) 再構築
6部 なのは落ちる
2章 なのは落ちる
なのは撃墜
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れたかのようにジクジクと痛む。

「―――っ・・・・・・はぁ・・・」

 そこへ、赤く可愛らしい服、フリルをふんだんにあしらった西洋の人形のような服を着た少女が、
倒れている白い服の少女に駆け寄る。
オレンジ色の長い髪を後ろに二つ、三つ編みで編み上げている髪が少女をより幼く見せる。
三つ編みは少女が走るたびにその振動により上下に揺れ、また敷き詰められた雪にすべりながらもこけないように体制を保ちつつ、白い服の少女との距離を縮めようと必死に走る。
そしてようやく白い服の少女のもとへたどり着くと、三つ編みの少女は必死の形相で白い服の少女を抱き上げた。三つ編みの少女は、手や服に白い服の少女の血が付着するのを気にもとめず、大きく声を張り上げる。

「なのは!なのは!おい、しっかりしろ!」

 なのはからは血が流れ続けている。元々色白な少女であったが、血を流しすぎたのか、すでに肌の色は青白く、唇も色を失い始めていた。
なのはは小さい声で、必死に振り絞るように、囁くように発した。

「ヴィータちゃん・・・だいじょうぶ・・・だから・・・」

 そう言い微笑むなのは。だが、口を開いた端から、血が流れ、顎に伝う。
ヴィータの瞳から涙があふれ、一緒に任務に来ていた他の部隊員に怒鳴る。

「医療班なにやってんだよ!早くしてくれよ!こいつ死んじまうよ!!」

 そう叫ぶ間にも、少女たちの周りの赤い世界の侵食は広がり続ける。
ヴィータは医療班を叱責しつつも、

「今本局へ救援要請をしました!医療班はあと5分でこちらに到着の予定です!それまでに応急処置を!」
 
 危険があることを考えて少し遠くに配置していたのが災いした。

「ヴィータなのはは?」

 銀髪の少女がヴィータに容態を聴く

「あやぁ〜こいつ死んじまうよ」

「なのは死ぬな、なのは・・・」

 綾はなのはを担いで声をかける

「あ・い・かわ・らず 泣き虫・・さん・・だよ・・・綾ちゃん」

「喋らなくていいから」

 綾はすかさず、ヒーリングをかける
綾はすごく後悔しながら回復呪文をかけていた。
何故あの時暴走した。
ここまで破壊された回復呪文を今現在使用できない
何のために魔法があるんだと自分を責めながらなのはに声をかけ続けた。

「死ぬな、頼む。なのはぁ」

≪ティア回復呪文の許可は≫

≪まだ無理です≫

≪輸魂の秘法(ゆこんのひほう)は≫

≪ただ今使用不可能です≫

≪転生は≫

≪本人のみです≫

≪なのはが・・・≫

≪酷なようですがこのまま回復呪文をするしかないです≫

 回復呪文がかかるより早くそれでもどんどん血は流れて言った。
医療班がやってきた時は綾もヴィータも放心状態に
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