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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第二部 北斗杯編(奈瀬明日美ENDルート)
第38話 それぞれの想い
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持ちを込めて打ったこともあるんじゃない?」
心当たりがある。進藤に対して同じような想いを抱いて今までプロの世界で戦ってきた。
「――それと同じだと?」「まあ、だって自分と対等の相手がいないと“孤独”じゃないか」
「じゃあ彼女は誰かに同じ“高み”まで来て欲しいと思いながら碁を打っていると?」
「今もなお切磋琢磨を続けているていうのはそういうことじゃないのかな?」「……そうですか」
「まあ僕の見当違いかもしれないけど歌ってるときと戦ってるときの姿を比べてみてそう感じた」
「歌ってるときは歌を楽しむ心。番組を見る人たちを楽しませたいと思う心を感じた。
けど囲碁の姿勢は違う。もっと特定の誰かに語りかけてるような碁を打ってた」
ずっとボクが気付いてなかっただけ?
プロになれば、いつかは彼女の高みに辿り着くだろうと漠然と思ってた。
だけど、それでは足りない。届かない。
北斗杯で活躍しMVPとなって和-Ai-を破れば彼女いる“高み”に届くのだろうか?
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