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和-Ai-の碁 チート人工知能がネット碁で無双する
第二部 北斗杯編(奈瀬明日美ENDルート)
第32話 卒業式
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得点王といったところ。まだ分かりやすい。
ちなみに受賞者は2月に選考会が行われ受賞者の一覧は発表されている。
選考の詳細は4月号の月刊囲碁ワールドに掲載されるらしいけど……いろはちゃんが昨年は塔矢先生の引退やら色々あって選考は揉めたんじゃない?って言ってた。
奈瀬女流棋聖は女流賞、新人賞を受賞。ホントに凄い!
最優秀棋士賞は緒方十段・碁聖で、塔矢アキラ君は優秀棋士賞を受賞している。
いろはちゃんがイチ押しする畑中名人は優秀棋士賞、最多勝利賞、最多対局賞。
勝率第一位賞はいろはちゃんの兄弟子の倉田七段だ。連勝賞は石橋天元。
特別賞に東堂シオン、アマチュア棋士に棋道賞が贈られるのは史上初らしい。
それから囲碁ガールっぽく今どきの囲碁界について会話を交わす。
いろはちゃんが言うには塔矢先生が引退した日本の囲碁界は群雄割拠の戦国時代とのこと。
座間先生が王座に返り咲いて、畑中先生は一柳先生を破って名人位を獲得。
関西の石橋先生が初の天元位。勢いのまま棋聖に挑戦。しかし好調の一柳先生が棋聖を防衛。
そして春の十段戦五番勝負の挑戦者となったのが倉田先生。あつぽんって呼ぶのは妹弟子だけです。
一柳先生や座間先生や乃木先生といった黄金期の世代と言われる棋士たち(桑原本因坊は別枠らしい)に、緒方先生、畑中先生、石橋先生、倉田先生、芹沢先生のアラサー世代(失礼じゃない?)が挑んで牙城の一角が崩れた。
そこに本因坊リーグでは苦戦が続いてるけど、名人リーグは連勝中の塔矢君を筆頭とした10代の新鋭たちが加わる流れ。
「サッカーで例えると一柳先生が王者ブラジル、座間先生が古豪のクロアチア。
活躍してる緒方先生がフランスで、畑中先生は私の好きなドイツ。石橋先生はイタリアだね。
そして私たち10代の棋士がベスト8を視野に入れ上を狙う日本代表よ!」
ってドヤ顔で言われても意味が分からないから!
「あれ? じゃあ倉田先生は?」
「あつぽんは……トルコ? いや……イングランド?」「え、そこで迷うの!?」
突っ込みが追いつかないけど塔矢君を筆頭とした10代の棋士たちが今後は上に絡むっていうのは分かる。私は奈瀬女流棋聖もいずれはそこに加わるって信じてる。あかりだったら進藤君っていうのかな?
そんなこと言ってたら、いろはちゃんが私だって奈瀬二段には女流棋戦で勝ったしと拗ねる。
「けど、いろはちゃんは北斗杯は東京予選で負けちゃったじゃん!」
ついつい大ファンの奈瀬女流のことになるとアタリが強くなってしまう。ごめんねって謝る。
北斗杯代表メンバーはどうなりそう?って聞いてみたら
今の調子なら奈瀬女流が本命だけど、進藤君も好調らしい。
昨年に手合
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