第六章 Perfect Breaker
聖杯戦争
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向かってクウガのキックとなのはの砲撃が叩き込まれた。
「はじまったか!?」
「振り返っている暇ないぞ!!!」
オフィナを理樹が一瞬抑え、そしてなおも追ってくると感じながら、さらに後方での戦いを察知する蒔風。
クラウドの声に、振り返りそうになる首をハッ、と前に戻す。
しかし、その背後にはオフィナがなおも迫ってきている。
地面を思い切り踏みつける勢いで、そのまますっ飛んでくるオフィナは、二人にとって脅威でしかない。
もはや勢いづいたオフィナは、二人を殴ろうなどという攻撃で止めようとは考えていない。
この勢いのまま体ごと突っ込んで、押しつぶしてしまうつもりなのだ。
肩の筋肉が盛り上がり、巨体となって突っ込んでいくオフィナ。
もし二人が振りかえれば、その肩にオフィナの身体は隠れ、真正面から見ればただの球体にしか見えないだろう。
そして、攻撃の完全は二人に追いついていく。
その距離を縮め、あと二秒で押しつぶす。
ドォンッッ!!!
それを、翼刀が受け止めた。
両腕でオフィナの巨体を真正面から受け止め、その衝撃を腕から脚、地面へと流し、足元の地面が壮大に陥没した。
「いかせねぇっての!!!」
不敵に笑い、翼刀が叫ぶ。
肩越しに二人を見、無事に進んでいることを確認してからオフィナを投げた。
綺麗に着地するオフィナ。
それまでの間に、翼刀が一連の動作から構えに入る。
「さぁて・・・・相手をしていただきましょうか!!!」
そのころ、別働隊として回り込んでいたアリスとショウは
「まさかあんたとこうして一緒に作戦をすることになるとはな」
「まったくです。不思議なものですね」
呑気に会話などをしながら、猛スピードで「EARTH」ビルへと回り込んでいた。
蒔風やクラウドよりも、ある意味重要な役割を持つ二人は、確実にその場へと進んでいた。
この作戦では、誰がやられても意味がないのだ。一気にやられることだけは避けたい。
このまま二人が地脈を崩し、アリスがその地脈が死なないように応急処置をし、ショウの準備が整ったところで「EARTH」(仮)からはエネルギーを溜めこんだ龍騎サバイブが、ドラグランザーに跨りファイナルベントで穴を穿つ手筈だ。
正面に出ているメンバーが少ないのはその為である。
その為にも、この四人は何がなんでも辿りつかねばならない。
「EARTH」の敷地内には、木々の茂っている小さなエリアがある。
そこに身を隠しながら回り込み、あとは「EARTH」ビルへと突撃するだけ。
その真横につき、その場所から出て行くぞ、というところで
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