第六章 Perfect Breaker
聖杯戦争
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アの胸に突き刺さった。
見ると、そのナックルはただの拳型から、突起物が複数付いた、痛々しい形に変わっていた。
それはもはやメリケンサックやナックルなどとは殺傷力は比較にならない。
しかし、それ以上にアライアが驚愕したのは
認めたくない、目の前の光景は―――――
(こいつ・・・ナックルの手首部分を絞って――――!!)
ナックルの手首を覆う部分を理樹は薄皮一枚レベルにまで密着させた。
当然、手首を挟み止めていたアライアの手からそれははずれアライアの胸に再突進してきた。
それ自体は当たり前だ。
しかし、アライアが驚愕したのは
(その後も!!こいつの手首を掴んでいるのに!!こいつのバリアが削れない!!!こいつのバリアのナックルが、俺の胸を抉っている――――ッッ!!!)
その手首はアライアの力で再度捕まれたのに削れず、ナックルの棘はアライアの強固な胸に突き刺さって出血させていたことだ。
「僕らは、人の想いで戦う。僕に迷いがあったら、そりゃ弱くなるさ」
胸を押さえて蹲るアライアに、理樹がバリアを次々に展開させて臨戦体勢をとる。
その周囲に集まるのは、彼の仲間・リトルバスターズ。
「でもね、今の僕に――――迷いはない!!」
しかし、この状況にアライアは笑う。
やっと張り合いが出てきたな、と。
最硬の翼人VS硬度の完全
その勝者は、一体どちらになるのだろうか
一方、二人を追うオフィナ。
コール亡き今、速度において一番なのは彼だ。
現に、蒔風達を追おうとした加々宮とフォンは、「EARTH」(仮)の前で足止めを食らっていた。
「映司!!これで行け!!」
パシッ、カシンッ!!
《タカ!ウナギ!チーター!!》
「よっし・・・行くぞッ!!」
フォンを囲むは、亜種形態タカウーターのオーズ、そして変身したブレイドとアギトだ。
「津上さん、剣崎さん!!よろしくお願いします!!」
「ああ!!」
「礼儀正しい人だなぁ・・・・」
しっかりと足をそろえて頭をさげるオーズに、感心するアギト。
三人のライダーが、この見極の完全を相手取る。
対し、加々宮は
「蒔風んとこ行かせろやぁ!!」
昨日、自分をコケにした蒔風をブチのめしてやろうと猛っていた。
その目の前に立つのは、なのはとクウガに変身した五代である。
「ここから先は行かせないよ!!」
「止めますよ!!」
邪魔をされ、ビキビキと額に青筋を溜めこんでいく加々宮。
叫びと共に身を任せ、二人に向かって突っ込んでいく。
そして、その加々宮に
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