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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
月下の疾走者
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チのめせる」



「加々宮は俺が担当で・・・・ホントに面倒くせぇ相手だからなぁ・・・・・また閉じこめるのにも策がいるぞ」

「いや、待ってくれ。いま思いついたんだが、そいつ超再生なんだよな?」

「うん?そうだけど」

「だったらさ、あの二人に頼んで・・・・」

「・・・なるほど。キタコレ」

「ショウ、エッグいこと考えんのな」

「そう言ってないで城戸も考えろよ」

「考えてるっての!!蓮、いい加減お前オレのことだなぁ・・・・」

「「城戸(バカ)には無理だろ」」

「酷くねぇ!?」



「となると、俺の手が空くな」

「じゃあ蒔風はセルトマン狙いになるのか?」

「出来ればセルトマンには三人がかりで行きたい」

「じゃあ俺と五代さんがいきます?」

「あー・・・・五代さん、大丈夫ですか?」

「世界を壊す相手って言うんなら、仕方ない、よね・・・・」

「全力出しても死ぬような相手じゃないから大丈夫ですよ」




「で、あの軽い奴は?」

「あいつはオレがやります」

「そ。じゃあ任せた」

「はい」

「あ、じゃあ私も行く!」

「いや、唯子には向かってもらいたい場所がある」

「うん?どこですか?」

「ちょうどいま士たちが調べてるここに・・・・」





「あの超硬度の奴には?」

「あれには理樹を当てる」

「理樹・・・ってあれ、理樹は?」

「そういや理樹、落ち込んでたけど・・・・」

「そういや、相手の方が固かったとかで苦戦だったし・・・・」



「北郷がいりゃ、セルトマン相手でも行けるかもしれないんだけどな」

「あいつの万能性はオレらの中でも随一だからな。力の返還が出来る翼人の中でも、あれだけ特化したのは珍しいくらいだ」

「今、魔術教会との交渉だっけか?」

「ん。結構かかるなぁ・・・・」



そんなこんなで会議というにはあまりにも気の張っていない、会話というべき時間が過ぎていく。

一応の割り振り、対策は講じた。
今の状況ではこれ以上のことは望めないし、もしセルトマンに二手、三手があるのならば他のメンバーを総動員で、というわけにもいかない。



各人が手元の簡単な資料をそろえて片づけ、自分の分を手に取り、まとめていく。

頭に入っているものの、他のメンバーにも教える場合は必要だ。
そもそも、対策のためのメモなども入っているため紛失したら大変だ。


その中で


「あれ?私の5ページ目がない」

「誰か2ページ目二枚持ってる奴いないか?」

「おいおい大丈夫か。無いぶんは俺の余ってるから、持ってけ」


ペー
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