第六章 Perfect Breaker
動き出す夜
[5/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
・・次は必ずやって見せるさ」
ギチリと、力の戻りつつある右腕が力んでいく。
だが、再び勇気の集束を行うには時間が必要だ。
間に合うの、だろうか。
そして、そのビルの裏で
「僕は・・・・・弱い・・・・!!!」
直枝理樹は、涙に顔を濡らしていた。
------------------------------------------------------------
「大丈夫なの?」
「まあな。全身くまなくぶっ飛ばされたのは久しぶりだからビビったけど」
身体にいくつかの包帯を巻きながらも、蒔風はカラカラと笑いながらヴィヴィオの勉強を見たいた。
その蒔風を案じるなのはは、今回の戦闘をレイジングハートと共に見直し、研究していた。
もしも自分たちも参戦することになれば、相手にしなければならない相手だ。
それに、そうすれば今度は守ってあげることもできる。
「相手の力はわかったんだっけ?」
「セルトマンに関してはいまだ不明。残りの四人は・・・・」
そう言って、蒔風が説明する。
ショウとクラウドが交戦したオフィナと言う男は、超攻撃力。
蒔風が戦った加々宮は、超再生力。
理樹が相手をしていたアライアは、超防御力。
そしておそらくではあるが、翼刀が迎え撃ったフォンは超対応力、と言ったところだろう。
三人はその口から語られているし、もう一人も推測だが間違いないはずだ。
「とりあえずコイツのこれ見終わったら俺も対策会議に出るから」
「えー!?終わるまでやるの〜?」
「当然」
事件発生からの「EARTH」の現状から、学校も休みになると思っていたのだろう。
ヴィヴィオは机にグデッ、と倒れ込み、蒔風にチョップを入れられていた。
「ほれ。せっかくアインハルトさんがプリント送ってくれたんだから、やりなさい」
「うぇ〜・・・お父さんそんなにまじめだったっけ?」
「いや?でも他人には厳しくだから、お父さんは」
「それ酷くない!?」
「この場合はほれ、なのはが真面目さんだから」
「・・・・あぁ」
「何か言った〜?」
「「なんでもありませ〜ん」」
ヴィヴィオは見逃さなかった。
蒔風の瞳にほんの少しの水分が溜まったのを。
何があった
------------------------------------------------------------
------------------------------------------------------------
「
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ