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世界をめぐる、銀白の翼
第六章 Perfect Breaker
状況不利の戦場
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て・・・・・っと」

その中で、セルトマンは自分の作業を進めていた。
新たに取り出したビンから流れ出る液体は、間違いなく血液のそれだ。

しかも、それには魔力が込められているのかうっすらと発光している。
地面にそれを垂らしても、吸い込まれることなくその上でテラテラと形をとどめていた。


その魔法陣は、あと八割で完成する。
セルトマンが最も多く描いた言葉は「chalice」


完成すれば、詠唱一つで起動する。



「そうすれば、第二段階の入り口だ」


さっきまで晴れていた空はいつの間にか曇天の空へとうつっていた。
まるで、世界がこの舞台をセッティングしているかのように。

昼間だと言うのに薄暗いなか、セルトマンの身体はその魔法陣からの発光に照らされており


下から照らされたその顔は、不気味に笑っているようにも見えた。




to be continued

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