第六章 Perfect Breaker
緊迫の再会
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いんだよ。少し協力してくれれば、それでいい」
コツ、コツ、と
瓦礫の中を、綺麗な姿勢で歩いてくる。
痛めたのか、肋骨のあたりをさすり、そして深呼吸して真っ直ぐ彼等を見据えた。
「さあ?返答は?」
「・・・・お主の目的が世界の危機に直結することが分かった今、それを呑むことは出来ぬわ!!」
「そんなもん、あとで止めなよ。今この行動自体は直結してないし」
彼等にそれが嘘であるかどうかはわからない。
だが、たとえそうでもこれがその要因である以上、看過することなどできようはずもなく――――
「二人を連れて逃げろッッ!!!」
「やはりそうなる――――!!(ダッッ!!)」
駆けだす男。
それを迎え撃とうとするのは、麒麟と玄武。
残りの三人は、二人を連れて一気に退がっていく。
衝突し、そして――――――
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避難誘導が始まり、それが完了してから、実に六分。
報告
蒔風舜――――全身打撲、胸部貫通、左腕損壊
青龍――――戦闘続行不可能。
獅子――――同じく戦闘続行不可能。
玄武――――甲羅を叩き割られて高架橋下に転落
朱雀――――上空で撃ち落とされ、ビルへと衝突
白虎――――四肢の関節、脛骨が破壊される
天馬――――頭蓋を掴み叩きつけられ、脱落
麒麟――――最後まで二人を護るも、喉を切断される。
上記七獣は上四体が獣神体、下三体が人神体で発見される。
ティアナ・ランスター――――全身強打なるも、命に別状なし
氷川誠――――内臓損傷するも、回復。後遺症なし
名護啓介――――頸椎にヒビが入る。絶対安静。
音無結弦、立華奏
少し離れたベンチで、寄り添うように眠っているのを発見。
両者とも心身に異常は見られず。
戦場となったエリア、避難勧告地域から半径150メートルは半壊。
逃走した首謀者の男と、共謀者の四人は今だ行方をくらましている。
to be continued
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