第六章 Perfect Breaker
接敵
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草原にて。
セイバーが次々に向かってくる兵士たちを、バイクで駆けまわって次々と打ち倒して行っている。
彼女がバイクにまたがる姿など見たことのない士郎だが、ここで一つ心に決めることがあった。
「セイバーにも自転車は渡せない・・・・!!!」
「なんですか?シロウ?」
「いや、なんでもないよ」
そう言いながら、投影魔術で作り出した剣を投げ放っていく。
セイバーも飛び掛かってきた兵士十人余りをストライクエアで吹き飛ばした。
「楽しいですね!!シロウ!!」
「そりゃ無双してるからなぁ・・・・」
「ですが、やはりかなりの数が流れてしまいますね」
「しょうがない。それはあっちの方に任せようぜ」
周囲を囲まれながらも、セイバーとシロウは呑気な会話を挟んでいた。
それを隙ありと見たのか、三人ほどが一斉に切りかかってきた。
が、セイバーはそれに当然反応する。
バイクの後輪を回し、土砂を弾き飛ばして叩き落として、降りながら蹴り、そして剣の一太刀で切り伏せた。
が
「おぉ!?」
最初に大きく飛ぶことで、土砂そのものを飛び越していたのか。落下してきた一人の兵士が、セイバーに剣を振り下ろしてきた。
それを剣で受け止め、相手の力を背後に回し、いなし、一回転してから相手の右脇腹へと剣を薙ぐ。
当然、それは相手の脇腹に命中した。この一撃なら、まずイヌダマかネコダマになってリタイアだろう。
良くやりましたね、と称賛の意を持ちながら少し笑うセイバー。
そして―――――
――――不可視の剣は男の脇腹に受け止められた。
そのまま振り抜けられることもなく、かといって男はリタイアすることもなく。
「な・・・・」
「フッ!!」
その兵士は脇腹を締め、エクスカリバーを封じ込めてからセイバーへと回し蹴りを放った。
セイバーはと言うと、その光景に驚きながらも風王結界を微弱ながらも解放、それによって弾き、一気に後退して距離を取る。
相手の男は着地できず、背中から仰向けに倒れるも、すぐに起き上がって叫んだ。
「みんな!!ここは俺たちでこの人を止めよう!!ほかのみんなは先に進めぇ!!」
「「「「おぉーーー!!!」」」」
その兵士の言葉に、数十名が残って残りはすべてセイバーとシロウの足止めにかかった。
「いい戦略ですね。見たところ、一般参加という方のようですが」
「そうです!!褒章の為、がんばらせてもらいますよ!!」
特別に戦功と立てたものに
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