第六章 Perfect Breaker
接敵
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の砲撃部隊に結構な自信を持っていたために、それをこうも簡単に逸らされてしまうと、さすがに少し対抗心を燃やしていた。
「え〜い!!狙いをつけ次第、どんどん行くでありますよ〜!!」
「リコ!!援護を頼む!!私は直接」
ダンッ!!
「叩く!!!」
無数の砲撃を背に、双剣を構えながら一気に丘を駆け下りていくエクレール。
紋章砲によって打ち出された斬撃と、空から放物線を描いて落ちていく砲弾。
中には直線的にはなたれれた物もあり、その軌道は到底読み切れるものではない。
しかし、この神尾観鈴は
「前にもっとすごいのがあったからね。これくらいじゃまだまだだよっ!」
ニッコリと笑って、翼をはためかせて宙を飛ぶ。
その身から発せられる衝撃波は、全ての攻撃を弾き飛ばして相手の方へと跳ね返って行った。
「うわわぁ〜!!」
周囲を砲撃され、その土煙にペッ、ペッと口の中に入った土を吐き出すリコッタ。
しかし、その間にもエクレールは観鈴の足元にまで接近しており―――――
「させっか!!」
「む!!」
それを、国崎往人に阻まれていた。
彼がもつのは、一本の剣だ。
ビスコッティ側にも支給されている剣だが、特に武器を持たない彼はこれを持って参戦している。
とはいえ、相手は訓練を積んだ軍人。
片やこっちは、いくらか常人よりも強いと言っても一般人。
一見、勝負は見えている――――ようだが
「俺には、こいつがあるからな」
そう言って、彼の腰には純白の羽根が括りつけられていた。
翼人の羽根は、それだけでも力を発揮することがある。
観鈴の住む町にある神社にも、翼人の羽根が祀られて何らかの力を発揮することがあった。
いま、往人を支えているのもそれの力だ。
「コイツを護るくらいは・・・・俺にだってできら!!」
「いいだろう・・・・では!相手をしていただく!!」
神尾観鈴 VS ビスコッティ砲撃部隊
国崎往人 VS エクレール・マルティノッジ
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空
基本的には、パスティヤージュの空騎士の領分だ。
時折、地上からの砲撃が天を突いたり、勇者の二人が風なり波なりに乗って飛び出して着たりもするが、基本的には空を戦うのは遠くの方で泉戸裕理と空騎士部隊。
が、それは囮。
そちらに引き付けておいて、空を回り込んで二人が「EARTH」の陣地へと向かっていた。
「行きましょう!!クー様!!」
「おうぞ!頼むぞ、レベッカ!!」
空を行く
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