暁 〜小説投稿サイト〜
俺のペットはアホガール
その九 「  」
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
時間は…そうですね〜 お昼休みですかね〜。


場所は…校舎裏。






ドンッ



「ヒッ!」



「あ、ごめん。強く壁 蹴り過ぎました?」


「ぁ……その…いえ…」



壁にもたれてガタガタブルブル震える下級生(モブ)くん。



あ。名前なんてないですよ? 所詮、今回限りの捨てキャラですし?



「僕の勘違いだったらごめんなさい、僕が頼んだのってなんでしたっけ?」



「か、かつ…」



「ああ? よく聞こえませんねぇ〜?」



「学校で一番人気のカツカレーパンです!!」



「あぁ良かった。そうですよね、僕が頼んだのはカツカレーパン。

 じゃあ、貴方が買ってきた物は?」



「……パン」



「声が小さくて何言ってるのかわっかんないなー!?」



ドンッ



「ヒィィィ!!? 学校で二番人気の焼きそばパンです!」



「そうでしたね〜。僕が頼んだのは、カツカレーパン。

 貴方が買ってきたのは焼きそばパン……これどうゆうことですかね〜?」



「ご、ごめんなさい! カツカレーパンは人気ですぐに売り切れちいゃって…

 でも、焼きそばパンはなんとか死守しましたっ!!」



ドンッ



「ヒィィィ!!」



「死守しました…じゃ、ないだよ。 今日の俺の気分は焼きそばパンじゃなくて、カツカレーパンなんだよ」



「で、でもカツカレーパンは売り切れで…」



「なんで売り切れだと買えないんだ?」



「へ?」



「買ってた奴に土下座でもなんでもして、その焼きそばパンと交換してもらえばいいでしょう?」



「そ、そんなこと…「やれ」はいぃぃ!! 今すぐにでもー!」



「あっははは♪ まるでライオンに睨まれたウサギのようですね」




とても滑稽な逃げ方をありがとうございます、下級生(モブ)くん。













「あー!! メッシーだあああ!!」


五月蠅いのが来た。


「ヤッホー♪」


満面の笑みで手を振っているアホ1号。 確か…本名 千代紙 ちょ子とか言いました…っけ?

興味ないので忘れたけど。

アホの世界チャンピオン大会なんてものがあったらきっと彼女が ぶっちぎりの1位をですよ。

そんなくっだらない競技があったら…の話ですけどね。


「飯か。こんな所でなにしているんだ?」


アホ一号の飼い主 気取りのアホ2号。 最籐 終。 自分は常識人だと勘違いしている可哀想な人
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ