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翠碧色の虹
幕間四:恋のトライアングル(三角関係)
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、つっちゃーや笹夜先輩は許してくれても、第三者様は無理でしょ!」
七夏「ここちゃー、その手の動き・・・」
心桜「今でし・・・じゃなくて、無理でしょジェスチャー!!!」
七夏「はぅぁ・・・」
心桜「さて、ここで、トラトラの話に戻して、その方法とは−−−」
七夏「・・・・・」
笹夜「・・・・・」
心桜「二人の女の子の心・・・つまり人格が入れ替わる事!!」
七夏「え!?」
笹夜「まあ! トラトラって、この先そのような展開になるのですか!?」
心桜「あ、いやいや。笹夜先輩、そういう事じゃなくて」
笹夜「え・・・あ、すみません」
心桜「つまりさ。人の好みって単純に考えると半分は外見で、半分は性格って事になるでしょ?」
七夏「そうなの?」
心桜「単純に考えると・・・なんだけどね。実際、初対面での好みは、外見100%から始まって、徐々に性格の方に%が割り振られて行く事になるよね」
笹夜「なるほど・・・分かります!」
心桜「トラトラの男の子が、二人の女の子の間で揺れているという事は、外見はライバルの女の子の方が好みで、性格は主人公の女の子の方が好みって事が考えられない? あ、逆の可能性もあるかな・・・」
七夏「それで二人の女の子の心が入れ替わると?」
心桜「外見と性格が100%好みの女の子と、0%好みの女の子が誕生する!!!」
笹夜「ぜ、0%好みの女の子って・・・」
心桜「はっきり言えば『タイプじゃない』」
七夏「こ、ここちゃー」
心桜「あ、でも『0%好み』は恋の対象にならないだけで『嫌い』とはまた違うからね」
笹夜「では『100%好みじゃない』という言い方も、できますよね」
心桜「笹夜先輩。それ、ツンデレ」
七夏「え?」
心桜「『勘違いしてよね! あんたの事なんて、100%好みじゃないんだからねっ!』」
笹夜「言い回しにとても歪みを覚えます」
心桜「まさに、次世代のツンデレだねー」
七夏「そうなの?」
心桜「まあ、ツンデレは置いといて、トラトラの結論としては100%好みになった方と恋が実るって事」
笹夜「そうですけど、トラトラは女の子の人格や心が入れ替わるお話ではないのですよね?」
心桜「んー、今の所は・・・」
七夏「今の所って・・・入れ替わってほしくないです・・・」
心桜「先の事は分からないよー」
七夏「それは否定できませんけど・・・」
心桜「でもさ、今あたしが話した性格が入れ替わるお話・・・これ、結構重要な要素なんだよ」
七夏「え!? どういうことなの?」
笹夜「見た目や性格は演じる事が出来る・・・かしら?」
心桜「さすが! 笹夜先輩!! つまり、ライバルの女の子にしかない要素を自分に加えてみて、男の子の反応を見ると、答えが見つかる・・・かもね!」
七夏「でもそれって、失敗したら0%に近づ
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