暁 〜小説投稿サイト〜
最強の暗殺者が斬る!
2
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
開き女の胸を凝視している。

 「少年はさ、帝都にロマンを求めて地方からやって来た口だろ?」

 「何故分かる!?」
当てられた事に驚く。そりゃ全身から田舎者オーラが出てるからな。

 「帝都に長く住めばよそ者くらい一発で分かるさ。で、私てっとり早く仕官できる方法知ってるんだけど、教えて欲しい?」

 「マジで!? 早く教えてくれ!」
おいおいそんな嘘情報に食いつくなよ。

「そっちの・・・・・・えっと。名前なんて言うの?」

 「普通、自分から名乗るのが筋ってもんだろう。イブキだ」

 「俺はタツミだ!」

 「イブキにタツミか・・・・・・私はレオーネ。よろしくね!」

 「それよりも早く士官になれる方法教えてくれよ!!」
タツミが急かすと、レオーネは笑顔で言ってきた。

 「んじゃ、お姉さんにゴハンおごって?」
・・・・・・コイツ何なんだよ。




タツミside
兵舎を追い出された俺は、途中まで一緒だったイブキと合流し金髪おっぱ・・・・・・レオーネって人が素早く士官になれる方法を知ってるらしくって、早く教えてもらいたい俺は彼女の要求を呑んだ。呑んだんだけどよ・・・・・・。

 「プハーーッ! いやーー昼まっから飲む酒は最高だね!!」
メシ屋でレオーネは遠慮なしにガンガン酒を飲みまくってやがる。既にテーブルにはカラのジョッキが幾つもおかれてある。
心なしかイブキも冷めた目でレオーネを見ている。

 「遠慮なく呑みすぎだろう」 

 「まぁ呑め少年! 楽しく行こう!
酔ってる顔で言われても説得力ない・・・・・・あーもう!

 「それより早く仕官できる方法を教えてくれよ!」

 「あぁ、それはなつまり・・・・・・人脈と金だな」

 「金?」
俺が聞き返すと、レオーネは酒の入った小さなコップを置いた。

 「私の知り合いに軍のやつがいてな、そいつに小遣い出せばすぐだすぐ!」
・・・・・・この不景気で金だけで本当に士官になれんのか? でも、今は何が何でも金がいるんだ!

 「成程・・・・・・これで足りるか?」
俺が荷物から金の入った袋を机に置くと、レオーネが目を輝かせた。

 「オー! タリルタリル。結構持ってんじゃん!」

 「道すがら危険種狩って褒美もらったりしてたからな」

 「ふーん、強いんだ・・こりゃ即決で体長だな」

 「おう! 頼んだぜ!」
金の入った袋を持ったレオーネは席を立った。

 「私との出会いは色々と勉強になると思うよ少年! んじゃ話をつけてくるからそこで待っててね?」

 「ハーイ? そうかー人脈か。大事かー」
そうだよな。こういう知らないところで一番大事なのは人脈だよなー。あのレオーネって人、親切で助か
[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ