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開き女の胸を凝視している。
「少年はさ、帝都にロマンを求めて地方からやって来た口だろ?」
「何故分かる!?」
当てられた事に驚く。そりゃ全身から田舎者オーラが出てるからな。
「帝都に長く住めばよそ者くらい一発で分かるさ。で、私てっとり早く仕官できる方法知ってるんだけど、教えて欲しい?」
「マジで!? 早く教えてくれ!」
おいおいそんな嘘情報に食いつくなよ。
「そっちの・・・・・・えっと。名前なんて言うの?」
「普通、自分から名乗るのが筋ってもんだろう。イブキだ」
「俺はタツミだ!」
「イブキにタツミか・・・・・・私はレオーネ。よろしくね!」
「それよりも早く士官になれる方法教えてくれよ!!」
タツミが急かすと、レオーネは笑顔で言ってきた。
「んじゃ、お姉さんにゴハンおごって?」
・・・・・・コイツ何なんだよ。
タツミside
兵舎を追い出された俺は、途中まで一緒だったイブキと合流し金髪おっぱ・・・・・・レオーネって人が素早く士官になれる方法を知ってるらしくって、早く教えてもらいたい俺は彼女の要求を呑んだ。呑んだんだけどよ・・・・・・。
「プハーーッ! いやーー昼まっから飲む酒は最高だね!!」
メシ屋でレオーネは遠慮なしにガンガン酒を飲みまくってやがる。既にテーブルにはカラのジョッキが幾つもおかれてある。
心なしかイブキも冷めた目でレオーネを見ている。
「遠慮なく呑みすぎだろう」
「まぁ呑め少年! 楽しく行こう!
酔ってる顔で言われても説得力ない・・・・・・あーもう!
「それより早く仕官できる方法を教えてくれよ!」
「あぁ、それはなつまり・・・・・・人脈と金だな」
「金?」
俺が聞き返すと、レオーネは酒の入った小さなコップを置いた。
「私の知り合いに軍のやつがいてな、そいつに小遣い出せばすぐだすぐ!」
・・・・・・この不景気で金だけで本当に士官になれんのか? でも、今は何が何でも金がいるんだ!
「成程・・・・・・これで足りるか?」
俺が荷物から金の入った袋を机に置くと、レオーネが目を輝かせた。
「オー! タリルタリル。結構持ってんじゃん!」
「道すがら危険種狩って褒美もらったりしてたからな」
「ふーん、強いんだ・・こりゃ即決で体長だな」
「おう! 頼んだぜ!」
金の入った袋を持ったレオーネは席を立った。
「私との出会いは色々と勉強になると思うよ少年! んじゃ話をつけてくるからそこで待っててね?」
「ハーイ? そうかー人脈か。大事かー」
そうだよな。こういう知らないところで一番大事なのは人脈だよなー。あのレオーネって人、親切で助か
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