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最強の暗殺者が斬る!
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ガタゴトガタゴト。

俺は馬車に揺られながら空を眺めている。
よ! イブキだ。原作前に大分帝都でやらかしちまったからな・・・・・・ここ2.3年は帝都から離れて近辺の村で生活していた。
んでもまぁ飽き飽きしたからもう一度帝都に向かってる最中だ。
まだ俺、賞金首になってんのかな?

ドォォォォォォォッ。

ん? 何だ今の爆発は?
荷馬車から顔を出してみると、目の前に巨大な怪物・・・・・・確か一級危険種土竜だよな。こんなところにも出るんだ。

 「土、土竜だぁぁぁぁぁぁ!!!」

 「こんな街道に出るなんて聞いてないぞ!!」
御者の二人は、一目散に逃げ出しちゃった。おーい。俺は置き去りかこの野郎・・・・・・土竜は、雄たけびを上げながら追いかけ始めた。
仕方ねぇ。ちょっくら討伐、お? 俺の目の前に座っていた少年が背負っていた剣を手に取り飛び出した。

 「人助けと名前売り、同時に出来そうだな」
直後、触覚を切り落とされた。ってかよく見れば、結構若いな。しかし、剣の構えや気迫からしてかなりできるな。

 「一級危険種土竜か・・・・・・相手に不足はないな」
不適に笑う少年に向かって土竜が襲い掛かる。手で叩きつけるも、素早く駆け上り眼前に飛び出し、剣を振るう。
降り立つころには、血まみれの土竜が大きな音を立て倒れこむ。

 「凄いな少年!」

 「まさか危険種を1人で倒してしまうなんて・・」
御者が賞賛しながら少年に近づくと、少年は鼻の下を伸ばしながら自画自賛する。

 「当ったり前だろー! 俺にかかればあんな奴楽勝だって!! あ、俺はタツミって言うんだ!」
自慢する少年・・・・・・タツミだが、倒れたはずの土竜が突然起き上がる。凄まじい剣戟だが、最後の一撃が甘い。

 「やれやれ。青いな」
俺は荷馬車から飛び出し、刀を抜いて首に一閃。土竜の首が落ちて体がゆっくりと傾き・・・・・・。

ドズゥンッ!

土煙を立てて、土竜の体が倒れた。振り返ると三人が呆けていた。

 「タツミ、と言ったかな? 君の剣技は中々のものだが、一撃一撃が軽い。速い攻撃は格下相手にしか通用しないよ」

 「お、おぅ。助けてくれてありがとうな」

 「気にするな。目の前で人が死ぬのは我慢ならんからな。それと御者さんよ、いつまでも呆けていないでさっさと出発してくれない?」

 「あ、ああそうだな。助けてくれて感謝する」
御者さんがすぐに馬車の点検後、すぐに出発した。

 「なぁ、アンタも帝都に向かうのか?」

 「そうだが、タツミもか?」

 「おぉ! 俺は帝都で出世して村を救うんだ!!」
ッ・・・・・・タツミは辺境村の出身か。辺境村の奴らは帝都がいいところだ、自分の村を救うために帝都で出世するって
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