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ソードアート・オンライン -旋律の奏者- コラボとか短編とかそんな感じのノリで
幻影の旋律
全てを破壊し尽くす暴力
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がジルを叩き落とすから準備して! ティルネルさんは
あ
(
・
)
れ
(
・
)
を!」
手早く回復用のポーションを口に含んでから叫び、またも跳び上がる僕。
みんなが殆どノーダメージだったらしいことに安心しつつ、ブレス攻撃による硬直中のジルに最速で到達した。
「悪いけど……」
トンと宙空を蹴ってジルの背後に回った僕は、雪丸から手を離してウインドウを開き、クイックチェンジのアイコンをクリック。
直後に腰に出現したエスペーラスとマレスペーロを引き抜き、ソードスキルを発動した。
「堕ちてもらうよ!」
気合と共に打ち出した純白の光芒を弾けさせる24の剣戟は、ジルの翼を徹底的に切り刻み、その巨躯を地に堕とす。
ジルの墜落地点に先回りしていたヒヨリさんが、無邪気な笑顔で追撃の準備に入っているのが見えた。
「いっくよー!」
場に似合わない笑顔と同時にソードスキルが発動。
上空に向けて繰り出される突進技は確か《ゲイルピアース》 淡いグリーンの色調を纏った突きは正確にジルの身を穿ち、6本あった内の1本の腕を吹き飛ばす。
火力の低い細剣にあるまじき暴力に苦笑すると、エスペーラスとマレスペーロを鞘に納めてから雪丸を回収して、ティルネルさんの真横に着地した。
「さて、さっきも言ったけど
あ
(
・
)
れ
(
・
)
をやるよ」
「はい。 準備は万端です」
「さすがはティルネルさん。 じゃあ、まずは僕が突っ込むから、後はお願い」
「ご武運を」
コクリと頷いた僕は、新しく作った薬品が満たされた小瓶を4本、指に挟む。 見ればティルネルさんも弓を背にかけて、空いた両手に8本もの試験管を挟んでいた。
「クーネさん!」
僕の声を聞いたクーネさんが、ジルと斬り結びながら左手を小さく振る。 それは了解のジェスチャーだ。
確認すると同時に駆け出した僕は、ある程度ジルに近づいたところで小瓶をばら撒いて、その全てを雪丸で斬り砕く。 それを合図に、ジルの拳を片手剣の共振で弾いたクーネさんがその場から飛び退く。
瞬間、僕は跳躍を開始した。
3回空を蹴り、ジルの頭と同じ高さまで跳んで、両手で保持した雪丸を水平に構える。 そのモーションをシステムが検知して、SAOで唯一、僕だけが使えるソードスキルが発動した。
雪丸が纏うは、アマリの髪色を彷彿とさせる鮮やかな桜色。
水平に構え、ギリリと引き絞った雪丸を真一文字に振るう。 高速の横薙ぎはジルの鼻頭を斬り裂き、次いで左手を離して右手だけで掴んだ雪丸が同一軌道を辿り、再び鼻頭を斬り裂いた。
ジルの絶叫を聞きながら、空中を踏みしめて距離を詰め、空いている左拳による軽いジャブ。 そこから更に間合いを殺して繰り出す左肘の一撃はジルの巨体を揺さぶ
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