夢
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弾幕ごっこ』によって終わりを迎えた。
今にも寝そうな霊夢の髪を紫が撫でる
「ッ!?もう、やめてよ。くすぐったいじゃない
」
「フフフッ、眠そうな霊夢も可愛いわね。今日はもう寝なさい」
「でも、まだ掃除してな―――」
「掃除は私がしておくわ。今日はぐっすり寝なさい」
「……ん…ありがと紫」
そう言うと霊夢はその場で横になる。それを見た紫は隙間から掛布団を取り出し霊夢に掛ける
「……続くといいわね」
「ん?なんか言ったかしら?」
「続くといいわね。この平和が…永遠に」
「そう……ね」
その言葉を最後に霊夢の瞼はゆっくりと閉じた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「また……あの夢」
カーテンの隙間から差し込む朝日に目を覚ます
毎日不思議な夢を見る
一つの夢を見続けるのではなくまるで物語を見てるかのように話が繋がる不思議な夢。夢の内容は私、柊霊夢と同じ名前を持つ女の子の視点を主点にした幻想郷とういう不思議な場所の話。そこには魔法があり、妖怪やお伽噺の人物が居たりと色んな物語を混ぜたような世界。更に不思議なのはこの夢の主人公、博麗霊夢の外見や性格が私そっくりなのだ。違う点は博麗は巫女服を着ているのと、私はポニーテールの髪形な事。後は博麗の方が気が強いことぐらいかな。私はあんなに強気になれない
これだけ見たら只の夢という事で片付けることが出来るかもしれない。だが明らかに可笑しいのだ
三年間
私はこの夢を三年間も毎日欠かさず見続けている。それも一度も同じ内容の夢よ見たことはない。それに夢のはずなのにこの夢の内容をすべて覚えている
流石にここまで来ればこれを只の夢と決めつけることは出来ないだろう
そこで私は一つの仮説を立てた
この夢は私が昔見たり聞いた物語で私が忘れているだけだと
まさに推理力の欠片も垣間見れない憶測だが魔法やら予知夢みたいな頭お花畑な妄想よりは断然現実的だろう
もし私の予測が本当なら何かしらの情報を見つけることが出来るだろう
私はパソコン電源ボタンを押した。何時もの起動音と共にパソコンの背景が現れる
早速検索エンジンに夢の主要人物の名前を検索してみる
『博麗霊夢』
検索結果:約140件
いくつか出たがどれも的外れだった
「物語の主人公であるはずの彼女が出てこないって事は私の仮説が的外れって事かしら。もう少しだけ検索してみよう」
『霧雨魔理沙』
検索結果:98件
『紅魔館』
検索結果:約230件
『八坂神奈子』
検索結果:約280件
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